あなたの志望業界はどっち? 「外需産業」「内需産業」の違いと今後の見通し

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就職するなら、やっぱりグローバルな外需産業? それとも国内に特化した内需産業? 今回は最近の各産業の動向と変化の見通しをまとめました。ぜひ就職先選びのヒントにしてみてください。



■外需産業は「最適地生産」が続く?

外需産業とは輸入や輸出などを通して、海外市場と密接な関係にある産業のことを言います。外需産業は今後しばらく「最適地生産」が続くものと見込まれています。最適地生産というのは、原材料の調達から製造・研究開発・販売までのすべてを最適な地で行う方法で海外版の地産地消のようなもの。この動きは既に以前から始まっており、今後も引き続き最適地生産が続くものと見込まれています。

この最適地生産を活発に行っている企業では、一部業種を除いて軒並み雇用の減少傾向がみられ、「空洞化」と呼ばれる兆候が見られているとか。ただし海外での生産が活発化されるにあたり輸出入が増加し、輸出入に関わる業者では雇用が増加しており、本社拡充のため雇用が増加しているところも。いずれにせよ外需産業で働く場合は、グローバルに活躍できる人材がより求められるようになってきていると言えます。

■内需産業は少子高齢化が鍵に

内需産業の鍵を握っていると言われるのが、少子高齢化。内需産業は国内中心の産業のことで、国内の景気や情勢に左右されやすい産業です。今後心配されている少子高齢化も内需産業に大きな影響を与えると考えられており、現状内需産業は伸び悩み、または縮小が考えられると言われています。

しかし、今後内需産業での成長が期待されている分野もあります。健康や食に関連する産業や訪日外国人向けの観光産業などは、国内外ともに潜在的な需要が見込まれており、今後も成長が見込めると注目されている分野です。また新規事業による国内生産と輸出の拡大も期待されています。いずれにせよグローバルな展開は今後あらゆる企業において避けては通れないものになってくるでしょうから、内需産業の業界でも今後はグローバルに活躍できる人材が求められていく傾向になるかもしれません。

外需産業と内需産業、違いは理解できたでしょうか? ぜひ日ごろから国内だけでなく海外にも目を向け、将来とともに世界を見通す目を身に着けてみてくださいね。

(ファナティック)

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