英語を覚えるのは本当に難しいですよね。呪文のように何度も英単語をリフレインし続けても翌日には忘れてしまい「あの努力は……」と肩を落としてしまうことも。そこで今回はとっても楽な英語の暗記方法をご紹介します。

■単語ではなく、英文で覚えてしまおう

知らない単語が出てくると、英文よりもまず「英単語」に手を伸ばしたくなりますが、結果的にこの行動が遠回りになってしまうことも。なぜなら英単語ひとつには複数の意味がついていることが多く、この意味を覚えるのに時間がかかってしまいやすいからです。単語は実際にどのように使うのか、英文として覚えてしまった方がわかりやすく、印象に残りやすいため覚えやすくなります。知らない単語が出てきたら、ぜひ単語ではなく英文で覚えてみましょう。

■睡眠の力を使って、記憶を定着

睡眠は記憶を長期記憶として脳に定着してくれる、てっとり早い方法。記憶は脳の海馬という部分に一時的に蓄えられているのですが、この蓄えた情報はその情報を再度思い出したり反すうしたりしない限りは、新しく入ってきた情報に邪魔されて「長期記憶」という部分には記憶されにくくなってしまいます。しかし睡眠中は新しく脳に入ってくる情報がないことから、海馬に入っている情報は長期記憶の分野にスムーズに記憶されるとか。これを英語の暗記に使わない手はありません。睡眠を利用するなら、眠る前に英語のリスニングを行うのがお勧めです。リスニングなら暗い部屋でも行え、さらにスムーズに睡眠に移行できるため記憶も定着しやすくなります。

■知らない英文よりも70％知っている英文を

自分の知らない英文を覚えるよりも70％程度理解できる英文を覚えた方が、毎日の英語学習が継続しやすくなります。それは知らないことを覚えることで「今日もひとつ成長できた」と達成感を覚えやすくなるためです。また、知らないところがあった方が「これはどういう意味なんだろう」と興味が持続しやすく、継続しやすくなります。さらにこれに加えて、覚える例文を自分の興味のあるジャンルにするのも効果的です。例えば睡眠を活用するなら、外国のドラマや英語を聞き流してみるのもよいでしょう。ストーリーの先を知りたくなるため、英語に集中しやすく継続しやすくなります。

英語を覚えるのは大変ですが、少しの工夫で効率よく覚えることも可能。ぜひ覚えたことをしっかり頭に記憶させてみてくださいね。

（ファナティック）