子どもはストレスの元凶?生き甲斐?「親になる」ということ
子育てって終わりがないですよね。オムツが外れた外れないから始まり、子どもが少し大きくなって小学校に進めば勉強ができるできない、それから苛めにあったり、担任のことで悩んだり、不登校になったり……「一人でいた頃の方が気楽だった」とシミジミ思うことだってあります。
今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子が“親になること”についてお話します。
■子育ては「楽しみであり苦しみ」である
ママになる前は抱っこひもやバギーで子どもを連れている人を見ると、自分の将来の姿を重ねて夢見たりします。そして、出産直後は「生まれてきてありがとう」「自分の命より大切な守るものが出来た」と感じる人も多いです。
でも、それは実は親としての苦労の始まりだったりします。
0歳・・・「五体満足で産まれてきてくれてありがとう」と母になった感動を味わう
1歳・・・他の赤ちゃんに比べて歩くのが早い遅い、オムツが取れる、取れないに悩む
2歳・・・言葉が早い遅い、魔のイヤイヤ期に苦労する
小学生・・・勉強ができるできない、いじめ問題に直面する
中学生・・・反抗期に悩む
高校・・・・進路の問題に悩む
成人・・・・非正規雇用の就職難で将来が心配
30歳過ぎて・・・いつまでも結婚しないわが子が心配
このようにエンドレスです。
子どもが30歳になっても40歳になっても子どもは子どもであり、親はいつだって子どものことが心配なのです。
■親になるということ
人は自己中心的な存在で、自分の頭の中にあるフィルターで幸せを感じたり、そうではなかったりします。
これが母になると自分のフィルターの中に“子ども”が侵入してきます。わが子が苛めにあったり、登校拒否したり苦しんでいると、母親はそのことで頭が支配されてしまい何をやっていても“心ここにあらず”の状況に陥ります。
子どもの状態で、親自身の心が影響を受け気持ちが沈んだりハッピーになったりします。でも、それは母性がありしっかりママをしている証拠でもあります。そして、それが親になるということなのです。
■親になれない人
昨年は報告された虐待件数は7万件、虐待により死亡した子どもは500人近くにものぼり、最近でも3歳児の虐待事件がニュースになっていました。
このように、残念ながらわが子を虐待したり、子どもよりも自分のことを最優先してネグレクトする人もいます。
そうなった真相はその親自身の育ちにあることがほとんどであり、虐待を見つけられなかった児童相談所の怠慢をあれこれ批判して取り沙汰しても根本的な解決にはなりません。それほど虐待は根が深いのです。
毎日子どもにご飯を食べさせてお風呂に入れている、寝かしつけをしているだけでしっかりと親業をしているということですし、子どもも親がいつも側にいて見守ってくれているだけで幸せなのです。
「こうしてやれないからいいママではない」「子どもにこうなってほしい」と思うのは親としての愛情があるからこそです。
いかがでしたか。
筆者は長く独り身で、パートナーが出来てからも不妊症で治療していました。このままずっと自分だけのために生きるのかと思い、何とも言えない気持ちになっていました。
でも、今は子どものことで毎日悩んでいます。子どもは自分の命であり、宝であり、生き甲斐ですけれども、同時に心を掻き乱す元凶です。でもそれが親になると言うこと、自分が選んだ道なんだと言い聞かせています。
人の親になるということは自分以外の誰かのために生きるということなのかもしれませんね。でも、たとえわが子であっても自分以外の人間のことを常に考えているというのは、あなたが人として修業して成長していることなのだと思います。
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