抗生物質も効かない「スーパー淋病」って何? (1/2ページ)
HIV感染が世に知られるようになってから、不特定多数の相手との性行為が減少して淋病(りんびょう)も減少していました。しかし最近になって、再び増加傾向が見られるようになってきたそうです。
そして今、淋病の中でも「スーパー淋病」と呼ばれる病状が話題になっています。一体「スーパー淋病」とは何なのでしょうか?通常の淋病と何が違うのでしょうか?医師に詳しい話を聞きました。
淋病って何?感染経路は? 淋病は性感染症です。性行為によって淋菌に感染し、主に男性は尿道炎、女性は子宮頚管炎を起こします。最近では喉や直腸、肛門周囲、眼などにも感染し、炎症を起こす人もいます。これは性行為の多様化が原因のひとつとも言えます。
男性の淋菌性尿道炎では、主に排尿痛や尿道口からの膿状の分泌物が見られることが特徴的です。女性の子宮頚管炎の場合も、膿状のおりものがみられることもありますが、症状がわかりづらいので気づかない危険もあります。
また、女性の淋病は、放置すると子宮や卵管、骨盤内に炎症を起こし、不妊症の原因にもなりかねないという恐ろしい面もあります。淋病の疑いがある場合、決して放置しないようにしましょう。またクラミジアやHIVなども、同じ性行為で感染する疾患なので、同時に検査すると安心ですね。
性病は風俗業勤務者からの感染だけだと思っている人も多いようですが、一般の人同士の性行為でも感染は増加傾向にあります。
「スーパー淋病」には抗生物質が効かない? 検査は尿道や腟の分泌物を顕微鏡で見たり、培養検査や遺伝子検査の結果で診断します。そして薬剤感受性検査といって、どの抗生物質が有効かも確認します。
ところが最近は「スーパー淋病」とよばれる疾患が見られるようになり、問題になっています。