木村拓哉と中居正広ら4人の間にあった“I女史への恩義”のズレ

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木村拓哉と中居正広ら4人の間にあった“I女史への恩義”のズレ

 SMAP分裂騒動は、木村拓哉が事務所と中居正広ら4人を結びつける形で幕を閉じた。これに対し、「木村が裏切者」「一人だけ謝罪せず、ドヤ顔なのがムカつく」など、世間の反感を買っている。

「ジャニーズとパイプのある多くのマスコミが、中居さんらを『事務所を裏切った悪者』とし、木村さんを『救世主』扱いしたのも裏目に出ましたね。その木村さんは、今まで何度も『独立』という言葉を口にしてきました。事務所内で『外様』と言われたSMAPへの好待遇を引き出すための彼なりの交渉術です。グループのことを考えての行動で、それを他のメンバーも理解していたんですが、今回の残留の決断を受け、『何だよ、今までのも結局は自分一人のためだったのかよ』と、中居さんたちは憤慨したそうですよ」(業界関係者)

 木村の残留の理由は、「事務所に育ててもらった恩義」と、「家族がいるから、独立という冒険はできない」というもの。そこでもズレが生じたという。芸能関係者が語る。

「『家族がいる』という理由は、他のメンバーからすると『俺たちだって結婚したかったけど、反対されてできなかった』との思いがあるので、肯定できません。また、中居さんたちは当初、バラエティ番組で花を咲かせました。I女史がテレビ局に頭を下げ、様々なプランを提案したのも大きな要因です。一方、木村さんの場合、成功したのは彼自身の力が大きいうえ、事務所のバックアップもありました。I女史に対する恩義には、微妙な違いがあるんです」

 木村は自分なりにグループを考え、筋を通したということだが、4人との溝はなかなか埋まらなさそうだ。

(長谷部葵)

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