2016年、考古学者らが期待してやまない6つの事柄とそこから解明される新事実 (5/5ページ)
6. キリストの妻の福音書

出典: karapaia
名刺大のパピルスにはキリストの妻について言及されている
2012年9月、ハーバード大学のカレン・キング教授によって、キリストに妻がいたことを示唆するパピルス文書を発見したと発表された。コプト語(ギリシア文字を用いたエジブト語)で記されたそれには、「キリストは彼らに『私の妻…』と話した」とあり、またおそらくマグダラのマリアと思われる「マリア」という名に言及している。
キング教授はパピルスにはキリストが結婚していたかどうかは記されていないと、慎重な態度を取っている。とは言え、古代では一部からキリストが妻帯者だったと考えられていたことを示すものとして、マスコミにも大きく取り上げられた。
2014年の調査からは、パピルスは本物であるが、キリストが生きた時代よりずっと後の1,200年前のものであるという結果が得られている。キング教授の考えでは、パピルスは前の時代の文献のコピーであるという。
しかし、それ以来、一連の研究が、パピルスは実は現代の偽造文書ではないかと論じるようになった。昨年、パピルスの出処を示唆する新しい文書が発見された。これはパピルスの元所有者とされるハンス・ウルリッヒ・ラウカンプの生涯を記したものだ。さらにコロンビア大学の研究者によって、インクの調査も行われ、その結果は今年発表される予定だ。
これらの新しい文書とインク調査から、おそらくキリストの妻の福音書がいつ書かれたのか、あるいはそれが偽造であるのならば、誰が、どうやって作ったのか明らかになるだろう。
via:livescience・translated hiroching
記事提供=カラパイア