警察に自首しても"面倒くさいから"無罪放免される珍事が続出|万引きGメンの事件ファイル (2/2ページ)

東京ブレイキングニュース

 書類送検された警部補は「事件処理が面倒だった」と供述しているというが、その供述の背景には、コピペの許されない煩雑な書類づくりがあると思われる。担当の処理能力に大きく左右されるが、万引きの処理に限っていえば微罪処分で1~2時間、基本送致で3~6時間、逮捕になれば4~8時間程度の時間がかかるのだ。

 事件処理に慣れない警察官が、上司の顔色を気にしながら書類を作成する姿は痛々しく、それに付き合わなければならない我々逮捕者の負担も大きい。簡易な事件に手間をかけることで警察官が疲弊してしまえば、防犯活動はおろそかとなり、街の治安悪化につながりかねない。この警部補に同情するわけではないが、より多くの犯罪を未然に防ぐためにも、さらなる事件処理の簡素化に期待したいところだ。

 万引きの現場では、冷え込みが厳しくなってくると、刑務所行きを希望する志願兵が急増する。先月の実績からすれば、好景気とされる今年も、その風潮に変わりはない。逮捕すらしてもらえない環境にある彼らが行き着く先は、どこか。絶望感漂う彼らと接していると、一億総活躍社会など想像すらできないのである。

Written by 伊東ゆう

Photo by Amateur.Qin(秦)

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