「他人をバカにする子ども」の親が知らずに言っているNGしつけフレーズ (1/2ページ)
筆者は以前、よその子どもから知的障がい者の息子に対して「この子は悪い子だから上のクラスに上がれないんだ!」と言われ、親として罵倒された経験があります。親ではなく子どもに言われたのです。
どうしてこんなことを言う子に育ってしまったのでしょうか?
今日は『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子が他人をバカにする子の事例とそんな子に育ってしまう理由についてお話します。
■他人をバカにする子
●プールの更衣室で5歳児が放った「ある一言」
前述したとおり、筆者の息子は知的障がい者です。5歳の頃、スイミングスクールに通っていた息子は、プールサイドで立ち歩いたりして落ち着きのない行動をとっていました。その態度があまりにも目に付いたのでしょう。更衣室で着替えをさせていた時のこと、ある男児が近寄って来て筆者に向かってこう叫びました。
「この子、コーチの言うこと聞かないでウロウロしている悪い子だから白帽子になれないんでしょ?」と。“白帽子”とは上のクラスの子どもが被れる水泳帽子でした。息子はもちろん最下位の水遊びクラスの赤帽子でした。
こう言われて筆者はニコニコして、いいおばさんの振りをして「誰がそう言っていたのかな?おばさんに教えてくれる?」と男児に聞き返しました。すると「ママがいつもそう言っているよ」と答えが返ってきました。
5歳の子どもはまだ幼いので言って良いことと悪いことは判断がつきません。親に言われたことをそのまま素直に伝えてきたのです。
そこで「そう、ママがそう言っていたんだ。でもその考え方は間違っているよ。ウロウロしている行動はプールでは確かによくない態度だよね。でもね、だからといって○○(息子の名前)は“悪い子“ではないのよ。そうママに伝えておいてね!」と返しました。
■親の言葉が「子どもの生きる価値観」になる怖さ
だいたい、こういうフレーズを子どもがゼロから考える筈はなく、たいていは親が喋っている言葉を聞いてそのまんま言っていることが多いのです。