実はただの突然変異だった! 意外と知られていないブロッコリーとカリフラワーの違い (1/2ページ)

人間にとって欠かせない栄養源である「野菜」。誰もがフツウに食べている野菜にも、意外な一面があるのはご存じでしょうか?
独特の食感でファンの多いカリフラワーは、もとをたどればブロッコリーの突然変異。鮮やかな色合いから料理に使われる機会が多いのに、栄養面ではブロッコリーに完敗と、ちょっと残念な野菜です。ポテトチップやフライドポテトでおなじみのジャガイモが食用になったのは18世紀の話で、それまでは毒があると信じられていたため「観賞用」として育てられていました。日本で食用として定着したのは明治時代と、ポピュラーなのに歴史の浅い植物なのです。
■ブロッコリーもカリフラワーも、白菜の仲間
ブロッコリーとカリフラワーって何が違うの? と思ったことがありませんか? アスパラガスのように日に当てないと白いカリフラワーになる、キャベツとレタスのように全くの別モノなど、いろいろな話を耳にしますが、じつは「基本的」に同じ野菜。ブロッコリーが突然変異したものがカリフラワーなのです。
原種にあたるブロッコリーはアブラナ科で、「マズい! もう一杯!」で知られる「ケール」という植物が祖先。見ためからは想像しがたいかも知れませんが、キャベツや白菜と親戚関係の野菜なのです。カリフラワーはブロッコリーが突然変異したもので、品種改良を重ねて現在のカリフラワーになりました。名前からは連想できませんが、ほぼ同じ植物なのです。
色以外、なにが違うのでしょうか? 最大の違いは栄養価で、元祖であるブロッコリーのほうが圧倒的に豊富なのです。生のブロッコリーとカリフラワー100グラムに含まれる、主要な栄養素を比較すると、
・ベータ-カロテン … 800 / 18マイクログラム
・ビタミンK … 160 / 17マイクログラム
・葉酸 … 210 / 94マイクログラム
と、誰もが知っている成分だけでも2~40倍もの差があります。