節分だよ!鬼は外!江戸時代に描かれた可愛いかったり恐ろしかったりの鬼・妖怪まとめ
本日は2月3日、節分です。どうですか、皆さん?豆まいてますか?
そもそも節分とは季節の節目である「立春、立夏、立秋、立冬の前日」のことをいいます。旧暦では2月3日頃は大晦日に相当する大切な時期だったため、節分といえばこの時期のことをさすようになったそうです。今も行われている鬼払い(豆まき)は平安時代に中国から伝わってきた風習です。(参考: 暮らし歳時記)
今回は節分記念として、Japaaanが今までご紹介した江戸時代、明治時代に浮世絵や絵巻物に描かれた鬼や妖怪をまとめて一挙ご紹介します。鬼と言っても恐ろしい雰囲気で描かれたものからユーモアたっぷりに描かれた鬼、ゆるカワ風に描かれた鬼まで様々。
ぜひ豆でもつまみながら楽しんでみてください。
ゆるゆるすぎるwww 明治時代に描かれた「地獄絵巻」地獄を描いているのにどこかキュートな鬼と人間の表情がたまりません。
江戸時代に絵師がこぞって描いた「百鬼夜行」まとめ鬼や妖怪が深夜に行列をなして行進するという「百鬼夜行」。江戸時代を中心に様々な絵師が百鬼夜行を題材とした浮世絵や絵巻物を製作しました。
河鍋暁斎が描いた鬼とドクロの乱れっぷり 江戸時代に描かれ謎に包まれたままの妖怪絵巻「化け物尽くし絵巻」絵巻に描かれた妖怪たちが他の作品には見られない妖怪ばかり。さらに作者も不明。謎の多い「化け物尽くし絵巻(ばけものつくしえまき)」
幕末の絵師 河鍋暁斎が描いた常軌を逸する妖怪図常軌を逸した長すぎる、とにかく長すぎる作品たち。何が長いのかは見ていただければわかります。とにかく長いわけです。
桃太郎を鬼のアングルから描いた幕末の浮世絵師「尾形月耕」の作品鬼のアングルから桃太郎を見下ろした作品というのはなかなか見ないのでとっても新鮮です。
キモ可愛い!奇奇怪怪な妖怪を描いた江戸時代の絵巻「百怪図巻」妖怪絵巻の中でも質の高い作品として評価されている「百怪図巻(ひゃっかいずかん)」。百怪図巻に描かれた妖怪は30体でどの作品も丁寧な仕事で質の高さがポイントです。
河鍋暁斎が描いた「百鬼夜行」の素晴らしさ実に漫画チックに描かれていて、現在のアニメ・漫画文化の先駆けなのではと思わせるほどのタッチ。ユーモア溢れる妖怪たちが実に表現豊かな表情をしています。
歌川国芳による浮世絵「化物忠臣蔵」がユーモアあり毒ありでオモシロい忠臣蔵を化物・妖怪が演じているという設定の浮世絵作品。多種多様な化物・妖怪が忠臣蔵の全11段を演じている姿が国芳によって描かれました。
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