新兵器のプレゼン目的?北朝鮮がミサイル発射を強硬する背景 (1/2ページ)
北朝鮮がまたしても強行にミサイルを発射した。日米韓はこれを強く非難しているが、なぜ北朝鮮は世界各国から批判を浴びながらも強硬な姿勢を貫くのだろうか。今回の発射に関する専門家の意見は、国民的祝日とされる金正恩(キム・ジョンイル)総書記の誕生日である「光明星節」にあわせて、その祝賀ムードの高揚と、世界とりわけ米国に対する威嚇行為を狙っているとも伝えられるが、本当にそんな理由が強硬な姿勢を生み出しているのだろうか。
■世界上位の武器輸出大国という背景
実は、およそ10年前まで北朝鮮は世界各地に武器を輸出する武器輸出大国の一つに数えられていた。アメリカ議会調査局(CRS)によると、毎年10億ドル規模の輸出をしていたと言われており、当時の状況でみると、世界的にも11位とかなりの高位置にランクインしていた。
その後、各国による経済制裁などもあって、かなりのランクダウンを余儀なくされたが、ある意味、北朝鮮にとって、武器の開発は外貨稼ぎの絶好の手段であり、それなりのビジネス・ポテンシャルを有していたことが分かる。
しかも、その取引先の多くのはイラン・イラク・シリアといった中東諸国とされ、北朝鮮製の武器は、中国製に比べて安価で安定して供給されるため、中東地域のテロリストにも歓迎されているのだという。そう考えれば、今日のイスラム国を中心とするシリア問題やサウジアラビアとイランの軋轢などは、北朝鮮からしてみればビジネス・チャンス以外の何者でもないだろう。