新卒・若手社員が知らないと損する社会保障制度・福利厚生制度まとめ (3/3ページ)

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2.慶弔見舞金

結婚したときから亡くなったときまで、言葉通りあなたの慶弔に対して会社が払ってくれるお金のことです。その中でもまだまだ若いみなさんが見落としがちなのは、死亡に対する見舞金です。なかには、年収の3倍ほどを遺族に支払ってくれる会社があるほど手厚いものですが、金額は会社によりけりなので、死亡保険に加入するか迷ったときは是非、会社があなたの死に対していくらで弔ってくれるのか確認をしてみてください。

あなたが死亡したときに経済的に困る人がいるのかどうかで、準備の仕方は異なります。死亡保険に加入する際はきちんと見極めた上で加入を決めましょう。

3.休暇制度

これも会社によって異なりますが、あなたの働き方に合わせて休暇を取得できる制度がある場合があります。失恋休暇といったユニークなものから、一時間ごとに取得できる時間休制度など、働くあなたを守るための休暇制度を用意してくれている会社もあります。これらの福利厚生制度は就業規則に必ず書かれています。入社時に受け取るか、もしくはイントラネットに保存されているはずなので、この機会に一度確認してみましょう。

―そのほかにもなにか自分で対策を取ったほうがよいですか?

今回ご紹介した健康保険の保障制度と会社の福利厚生制度は、知らないだけで損をするのはもったいないものばかりです。しかしながら、これらの保障だけでは将来対策は完璧ではありません。人生にはあらゆるリスクが散らばっています。そのリスクに対してあなたは適切な対策を取っていかなければいけません。健康保険や会社の福利厚生制度に加えて、それは生命保険かもしれませんし、その他の金融商品かもしれません。どの対策が良いのかは、あなたのお金に対する価値観や経済状況にもよります。それをきちんと理解したうえで、自分らしい将来対策をとることをオススメします。

情報弱者になってしまい損をしないためにも、お金に詳しい先輩や上司に聞いたり、お金のプロであるファイナンシャルプランナーに相談したりするなど、まずは行動してみてはいかがでしょうか?

文●工藤将太郎(株式会社クレア・ライフ・パートナーズ代表取締役社長)
日本生命にて、外資系金融機関や、学校法人の福利厚生制度の構築に従事。「なぜ日本人は生命保険ばかりに偏るのか?」という疑問を持ち、生命保険に頼らない将来対策法を実践し独自のノウハウを確立、2011年に株式会社クレア・ライフ・ パートナーズを創業する。多くの人が思い描く将来を実現してほしいと考え、FPという立場から資産運用の必要性を発信している。

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