【冴え女シリーズ(11)】[マスターの不器用な優しさに]第10話(後半)「俺こそすまない」 (2/3ページ)
だって、マスターが連れてくる彼女なんて、絶対美人で、過去の彼女やお姉さんに負けないくらい完璧な人に違いないもの。そんな人が目の前にきたら私なにも言えなくなっちゃうし、マスターの彼女ですとか言われたら私、もうきっとココにこれない」
優士「俺に彼女が出来るとなんで君がここにこられなくなるんだ? 意味が分からないぞ」
蘭 「マスターと私がこうして話せてるのなんて、私がお客だからでしょ?マスターは私がお客だから仕方なく相手してくれるし、優しいから相談にものってくれる。マスターがマスターで、私がお客だからこの関係は成り立っているのよ」
優士「まぁ、そうかもしれないが、それと君がこれなくなるっていうのは繋がらない気がするが」
蘭 「でも、マスターの彼女になる人は、そんな関係性なんてなくても、マスターと話したり、ツナサンドを作ってもらえたりするんだわ。そう思ったら・・・なんか嫌、なの。うまく説明できないけど、嫌」
優士「本庄君、君は・・・」
蘭 「ごめんなさい、支離滅裂で。公平でいたいって言ってくれたのに」
優士「いや・・・」
蘭 「自分でもなんでこんな事言いだしたのかわからないの。私から応援するって言ったのに・・・」
優士「俺こそすまない」
蘭 「え、なんでマスターが謝るの?」
優士「君は、女性だったな」
蘭 「え、え、マスター私の事なんだと思ってたの?」
優士「君を男性だと思っていたわけではないぞ。ただ、ああ、まいった・・・そうか・・・」
蘭 「え、え、マスター、顔赤いよ? どうしたの?」
優士「にぶすぎる君が悪い。