千葉ロッテ・ナバーロ逮捕の衝撃…過去の”助っ人逮捕劇”はその後どうなった? (2/3ページ)

デイリーニュースオンライン

■妻への暴行容疑 アンドリュー・ジョーンズ(楽天)

 日本ではなく、契約中にアメリカで逮捕されてしまったのがAJことアンドリュー・ジョーンズ(元楽天)だ。楽天が獲得を発表した2012年12月16日からわずか9日後の12月25日、アメリカ・アトランタ郊外の自宅で、夫人に暴行をした容疑で逮捕された。楽天にしてみればとんだクリスマスプレゼントだ。

 逮捕の原因は夫婦喧嘩。ともに泥酔していたことも加わって、夫人が「夫にDV(家庭内暴力)を受けた」として警察に通報し、騒ぎに発展してしまった形だ。逮捕後、AJは「暴力は一切ない」と否定。酔いから覚めた夫人も反省していたことから、わずか7時間後に保釈金2400ドル(約20万円)を支払い釈放された。

 夫婦間のトラブルということもあり、球団からのペナルティは特になし。2013年は開幕前のWBCにも参加し、シーズンでは開幕戦から4番に座った。

【その後のAJ】

 打率こそ低かったもののシーズンを通してコンスタントに活躍。26本塁打・94打点という成績に加えて、勝者のメンタリティを楽天球団に注入。同年の楽天日本一に大きく貢献した。2014年限りで退団。

■妻への暴行&不法侵入容疑 ウラディミール・バレンティン(ヤクルト)

 NPB新記録となるシーズン60本塁打を放ち、史上初となる最下位球団からのMVP受賞という快挙を成し遂げた2013年の顔、バレンティン。ところが、その栄光も束の間、年が明けた1月13日、アメリカ・マイアミで妻・カーラさん宅を訪問した際、強引に窓から侵入し、暴行・監禁をした容疑で逮捕された。夫婦は当時、離婚協議中だった。

 事件当初、バレンティンの来日&キャンプ入りは遅れ、さらにはシーズン中も出廷のため帰国しなければならなくなる、と報じられた。だが、実際には2月1日からチームに合流。逮捕当初の暴行と監禁の容疑よりも軽い罪での処分となり、出廷もシーズン後になることが判明。球団からも特にペナルティは課せられなかった。

【その後のバレンティン】

 夫婦間で話し合いを重ねた結果、離婚危機が解消。まさに雨降って地固まる、となった……が、それはプライベートでの話。プレー面では2014年シーズン序盤からアキレス腱痛に悩まされ、シーズン終了を待たずに手術のため帰国。31本塁打に終わり、4年連続の本塁打王獲得とはならなかった。2015年も太もも肉離れの影響でわずか15試合出場、1本塁打のみ。逮捕騒動以降、プレーでは精彩を欠いているだけに、今季の復活が待たれる。

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