【シーン別】知っておくと便利! ビジネスメールにふさわしい「結びの言葉」まとめ
■メールは便利だけど「つい、うっかり」失礼になっちゃうことも
以前は、会社に居なければ送れなかったメール。しかし現在は、携帯電話やスマホなどからでも簡単に送受信ができ、しかもパソコンで見るのと変わらない環境があります。そんな中では、「つい、うっかり」失礼なメールを送ってしまうこともあります。また、ビジネスメールでは相手によって言葉遣いを変えることも大切です。同僚に飲み会のお知らせをするメールと、古くからの重要顧客に送るお礼のメールとでは、当然同じ言葉ではいけませんよね。メールの最後にあたる結びの言葉まで、気を抜かずに書きたいものです。
■結びの言葉、シーン別用例
結びの言葉は、相手だけじゃなく内容によっても使い分ける必要があります。メール本文の内容が依頼とかお願いなら、結びでもお願いする姿勢を取りつつ、くどくならない程度の言い方が必要になります。まず、何にでも使える万能な結びの言葉です。
・よろしくお願いいたします
頭に「どうぞ」や「今後とも」を付けることで、バリエーションが増えますね。
次に、何かのお願いをした場合の結びの言葉。
・ご検討くださいますようお願い申し上げます
・ご意見、ご感想をいただければ幸いです
・お手数ですが、ご検討ください
よくあるのが、返事が欲しいときの結びの言葉。
・恐縮ですが、ご回答をいただければ助かります
・それでは、ご回答お待ちしております
返事は不要な場合。
・何か不都合がありましたら、お知らせください
・取り急ぎ、ご報告まで
・まずは御礼申し上げます
これらの結びの言葉は、「恐れ入りますが」や「恐縮ですが」といったクッション言葉をつけることで、いくらでもバリエーションが増えていきます。相手にどこまで丁寧に書くか考えながら、諸先輩方のメールを見る中で、追求していきましょう。
■メールだけで済ませないようにしよう
メールの書き方が「完璧!」と思えるようになっても、ビジネスマナーというのは流動的なものです。あくまで人対人のコミュニケーションなので、本当にそのやり方で良いのか、常に考える必要があるでしょう。
例えばメールに慣れた頃に陥りがちなのが、メールだけで済ませてしまうということ。メールで送ったとしても、相手がすぐに見るとは限りませんし、場合によっては見ない可能性だってあることを忘れてはいけません。本当に見てもらいたいメールであれば、送った後に電話で「今お送りしたメールなんですが、口頭でも説明を申し上げたくて」と、直接相手に伝える手段を併用するなどしましょう。
■メールマナーは挨拶に始まり挨拶に終わる
ビジネスメールのマナーは、挨拶に始まり挨拶に終わります。結びの言葉がしっかり決まると、相手もリアクションしやすくなるものです。いつも相手の立場に立って、どんな言葉にすれば良いか考えるようにしたいですね。
(ファナティック)