【プロ野球】ダル、江川、東尾…”開幕から謹慎”明け選手が残した成績 (2/2ページ)
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■2005年、ダルビッシュ有(日本ハム当時):無期限謹慎処分
前年ドラフトで日本ハムから1巡目指名された注目のルーキー、・ダルビッシュ有。ところが明けて2005年、関節炎の影響で春季キャンプは2軍スタート。そして、体調面以外の問題でも出遅れを喫してしまう。未成年者にもかかわらずパチンコ店で喫煙していたと写真週刊誌で報じられたからだ。
球団は無期限の謹慎処分と謹慎中の社会貢献活動をダルビッシュに命じた。加えて、まだ高校在学中だったため、東北高からは停学処分を受け、同級生より1週間遅れで卒業せざるを得なかった。
この苦いお灸が効いたのか、ケガも癒えたダルビッシュは5月のイースタンリーグ・楽天戦で3安打11奪三振の完封勝利。そして6月15日、札幌ドームでの広島との交流戦で公式戦デビュー。8回まで0点に抑え、パ・リーグでは39年ぶりとなる高卒ルーキーの初登板完封勝利も期待された。結果的には最終回、広島・新井貴浩と野村謙二郎に立て続けに一発を浴びて降板となったが、それでも松坂大輔以来となる高卒新人投手の初登板初勝利を達成。以降、先発ローテーションに定着したダルビッシュは5勝5敗の成績で1年目を終了した。
後年、レンジャーズへ移籍する際の記者会見において「初登板のヒーローインタビューで、温かく迎えてもらえたのが、それからの頑張りにつながりました。皆さんがいなければ、僕はここにいなかった」と日本ハムのファンに対して謝罪と感謝の言葉を述べている。
さて、ナバーロ。彼の復帰&公式戦デビューにおいて、マリーンズファンは一体どんな声を投げかけるのだろうか。公式戦デビューは最短で4月23日のオリックス戦(QVCマリン)からとなる。
文=オグマナオト(おぐま・なおと)