ちょっと待って!好き嫌いが多い2歳児に「サプリメント」を与える前に知っておきたいこと3つ
子どもの好き嫌いに困ったことはありませんか? 離乳食を始めた頃は何でもよく食べてくれたのに、1歳を過ぎたあたりから偏食が始まってしまい、ママがあれこれ手を尽くしてもなかなか思うように食べてくれないので困っているなんて声もよく耳にします。
実際筆者の息子も2歳を目前にしたあたりから野菜とお米を断固拒否するようになってしまいました。それでも、なんとか食べてもらおうと細かく刻んだり、味付けを変えたりするのですが、食べてくれたり食べてくれなかったり、今でも試行錯誤の毎日が続いています。
では、足りない栄養分はどこで補えば良いのでしょうか? アメリカやアジア諸国などでは2歳児以上の子どもに対してサプリメントの摂取を推奨している国もあるそうです。
そこで今回は、サプリメントを摂取することで特定の栄養素を補うことができるのは大きなメリットではありますが、同時に考えられる“子どもにサプリメントでの摂取することによる、いくつかの知っておきたいこと”をお伝えします。
■1:「食事」から得られるものは栄養素だけではない!
当たり前ですが、サプリメントには“特定の栄養素”しか含まれていません。
一方普段の食事からはサプリメントだけでは摂取できない成長に必要ないくつもの栄養素がバランスよく含まれています。また、“食べる=噛むこと”で脳が刺激され、あごの骨の発達・歯茎の強さにも影響を及ぼします。
また、スプーンやフォークなど道具を使って口に食べ物を運んだり、指先を使って食材を触ってみることで、脳の発達を促進してくれるという効果もあります。
一方で飲み込むだけのサプリメントではこれらの効果は期待できないでしょう。
■2:子どもの「味覚」は成長する!
好き嫌いが出てくるのは調理の仕方や味の違いを認識できているということで、これは子どもの“成長の証”とも言えます。味覚・視覚・嗅覚は成長とともに変化していくものです。
昨日まで食べられなかったものが、突然食べられるようになったという例もいくつもありますので、根気強く子どもとの成長に向き合ってあげましょう。
■3:「サプリメント」の効果を過信するべからず!
実はサプリメントの効果について、“どれくらいの量をとればどれくらいの効果があるのか”という科学的な根拠ははっきりしていないのが現状です。
研究結果も成人で得られたものが多く、子ども対象で得られたものは極めて少ないのが現状とのこと。
また、サプリメント自体に添加物などが含まれている場合もありますので、これも気をつけたい点ですね。
上記のようにサプリメントの摂取には特定の栄養を集中的に補えるというようなメリットを期待できつつも、デメリットはあります。うちの子どもは偏食気味だからといって、安易にサプリメントを与える前に、まずは食事で改善できそうな点がいくつかありそうですよね。
苦手な食材を細かく刻んで好きな料理に混ぜてみたり、盛りつけを工夫して子どもの“食べる”興味をそそってみたりすることからまずは初めてみませんか?
また、食事に興味をもってもらう手段として子どもに簡単なお手伝いをお願いしてみるのもいいかもしれません。その上でサプリメントの摂取を考えてみる場合は、リスクを回避するためにも専門家の判断を仰ぎましょう。
【参考元】
※ サプリメントと子どもの食事 (Ver.100107) – 国立健康・栄養研究所
【画像】
※ Piligrim / Shutterstock