【プロ野球】侍ジャパンは1年前からどう変遷したのか?

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侍ジャパン1年前の強化試合はどんなメンバー構成だった?
侍ジャパン1年前の強化試合はどんなメンバー構成だった?

 プレミア12の悪夢から4ヶ月弱が経った。小久保裕紀監督率いる侍ジャパンは、3月5,6日のチャイニーズ・タイペイ戦から再始動。5日がナゴヤドーム、6日が京セラドーム大阪で行われる強化試合は、両日とも完売が見込まれている。どうやら注目度は高いようで、一安心だ。

 さて、昨季も侍たちはこの時期に強化試合を行っている。対戦相手はオランダ、イタリアなど、ヨーロッパの野球が盛んな地域を中心に構成された欧州代表。試合は3月10,11日の2日間にわたり東京ドームで開催され、ともに1勝ずつを挙げる結果に終わった。

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■前年オフの日米野球メンバーがベースに

 当時の侍ジャパンメンバーは以下の通り。26名の選手が名を連ねた。

投手10名:
牧田和久(埼玉西武)、井納翔一(横浜DeNA)、澤村拓一(巨人)、松葉貴大(オリックス)、又吉克樹(中日)、西野勇士(千葉ロッテ)、大瀬良大地(広島)、武田翔太(福岡ソフトバンク)、藤浪晋太郎(阪神)、松井裕樹(東北楽天)

捕手4名:
嶋基宏(東北楽天)、會澤翼(広島)、伊藤光(オリックス)、小林誠司(巨人)

内野手7名:

松田宣浩(福岡ソフトバンク)、銀次(東北楽天)、坂本勇人(巨人)、中田翔(北海道日本ハム)、菊池涼介(広島)、今宮健太(福岡ソフトバンク)、山田哲人(東京ヤクルト)

外野手5名:
雄平(東京ヤクルト)、大島洋平(中日)、柳田悠岐(福岡ソフトバンク)、丸佳浩(広島)、筒香嘉智(横浜DeNA)

 基本的には2014年オフの日米野球メンバーを中心に選出しており、そこに同年のシーズンで活躍した選手などを加えた形だ。

 将来を見据え、松井裕が弱冠19歳でメンバー入りしたのも話題となった。

■武田翔太と今宮健太は小久保監督の秘蔵っ子?

 プレミア12そして今回の強化試合でも選出されたのは8名(武田、嶋、松田、坂本、中田、今宮、山田、筒香)。武田は投手陣で唯一の3大会連続選出で、開幕前・閉幕後のデリケートな時期にも関わらず侍入りしているのは特筆すべき事項だ。

 また、嶋・今宮・中田の3名は小久保体制の初陣だった2013年秋のチャイニーズ・タイペイ戦から今回の強化試合まで“皆勤賞”となっている。扇の要・嶋と主軸を張る中田の2名は順当な印象だが、今宮も貴重なスーパーサブとして常に名を連ねてきた。

 武田と今宮の共通点は、ともに小久保監督の古巣・ソフトバンクの若き主力であること。力量が初めから分かっており扱いやすい、言わば「秘蔵っ子」のような感じか。

 今回も上記の皆勤組から秋吉亮(東京ヤクルト)、森唯斗(福岡ソフトバンク)、戸根千明(巨人)、清田育宏(千葉ロッテ)の初選出組まで、様々なタイプのプレーヤーが侍のユニフォームを身に着ける。

 それぞれが誇りを胸に戦ってくれることを期待して、強化試合を見守りたい。

文=加賀一輝(かが・いっき)

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