実例もある!? 総理大臣を「くじ引き」で決めるときもあるってほんと? (1/2ページ)

大統領選の話題で盛り上がっているアメリカ。投票日は11月8日なので、今年いっぱいホットな話題が続きそうです。
選挙で「同点」になったら、どうなるのでしょうか? 日本の総理大臣の場合は「過半数」を得る必要があり、全員が半数未満だった場合は上位2人で決選投票。延長戦に持ち越されます。それでも決着がつかないときは「くじ引き」と、耳を疑うような方法で総理大臣が決まります。幸か不幸か、まだ一度も「くじ引き総理」は誕生していませんが、議員会長選挙では実際にあった話。さかのぼれば「将軍」選びにも使われた、由緒(ゆいしょ)ある方法なのです。
■「当たり」を引けば総理大臣に!
アメリカの大統領は「選挙」で決まるのはご存じでしょう。対して日本の総理大臣は衆議院が「指名」する仕組みで、衆議院議員から選ばれるのが慣例です。そんな内閣総理大臣選びには驚くべきルールがあります。なんと「くじ引き」で決めることもあるのです。
これは「衆議院規則」に記され、抜粋すると、
・18条-1 … 票の「過半数」を集めたひとが、指名の対象
・18条-3 … 過半数を得たひとがいない場合、8条に従う
と決められ、最初のハードルは「過半数」。たった1票差で勝利しても、半数を超えなければ総理大臣にはなれません。
さかのぼって8条をみると、
・8条-1 … 過半数を得たひとが「当選」
・8条-2 … 誰も半数を超えなかったら、上位2位で決選投票
とされ、誰も半数を超えなかった場合は、上位2人だけの「延長戦」になるのです。
これでも決着がつかなかったら、どうなるのでしょうか? もう一回やり直し? も一理ありますが、これでは延々と決まらない可能性があります。そこで同点の場合は「くじ引き」によって2人から「総理大臣」を選ぶ、と決められているのです。