自己愛と紙一重!? 「嫉妬」は自分のためだってほんと? (1/2ページ)

サークルや部活で避けられないのが「嫉妬(しっと)」。相手がうらやましいことよりも、自分を守るために起きるのはご存じでしょうか? 学生およそ160人に対する調査では、理由のほとんどは「自己愛」がらみで、イヤな気持ち、裏切られたことへの怒りなどが上位を占め、自分のほうが上だと思う「優越感」はほとんどありませんでした。なかでも特異的なのが「注目」や「賞賛」で、
周囲のひとからどう思われているかが重要と判明。相手への感情よりも、自分がらみの気持ちが嫉妬につながっていたのです。
■嫉妬はやきもち? それとも逆ギレ?
ジェラシーとも呼ばれる「嫉妬」を辞書で調べると、
・やきもち
・優越者をねたむ気持ち
・憎悪
などの意味が記され、「いいなぁ~」と「憎い」の2つに大別できます。自分もそうなりたいと思っているうちはハナですが、「ねたむ」は長所や「良い状態」を憎む気持ちですので、どちらにしてもゴールは「憎しみ」。なるべく持ちたくない感情なのは確かです。
嫉妬はなぜ起きるのでしょうか? 20歳を中心とした若者およそ160人に対しておこなわれた調査では、
・抑うつ … 0.91ポイント
・怒り … 0.77ポイント
が理由の上位を占め、この場合の抑うつは「気分の落ち込み」、怒りは「裏切られた感」を意味します。どちらも自己愛、つまり自分を守るために起きることがわかったのです。
逆に「優越」に関する回答は、
・自己主張 … マイナス0.06ポイント
・有能/優越感 … 0.39ポイント
と圧倒的に少数。嫉妬を「優越者を憎む」と訳すなら、自分のほうが有能! とひっくり返せば根本的に解決するはずなのに、「優越」は忘れ去られ「自己愛」が中心に……。この状態だけをクローズアップするなら、理由<自分がかわいそう、ですから、逆ギレと呼ぶべき状態になっているのです。