名作ドラマ“至高の最終回”の謎を総直撃!(1)「<2013年9月20日・半沢直樹>森田順平」 (1/2ページ)

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名作ドラマ“至高の最終回”の謎を総直撃!(1)「<2013年9月20日・半沢直樹>森田順平」

 平成のドラマで最高視聴率となる42.2%をはじき出し、社会現象になった「半沢直樹」(13年、TBS系)。最終回の半沢直樹(堺雅人)と大和田常務(香川照之)の対決に、岸川部長役の森田順平(61)は大きな役割を果たした。

──「倍返しだ!」が流行語になる大ヒットでしたが、実は、そこまで大きな期待はなかったそうですね。

森田 そう、監督やプロデューサーは「平均で15%、最終回で20%超えてくれれば」と言ってましたね。

──半沢と対峙する大和田常務の腹心・岸川部長という役でしたが、オファーが来てどうでしたか?

森田 台本はまだ上がってないから、池井戸潤さんの原作を先に読んで。役とキャスティングをイメージしながら読んでいくと、とにかくおもしろい。電車で読んでいて「よし!」とガッツポーズしたこともありましたよ。

──メイン監督の福澤克維氏とは「3年B組金八先生」からのつながりですか?

森田 そう、彼は「金八」のリアル世代で、それでTBSに入ってきた人。ただ、僕がやっていた乾先生は「大嫌いだった」と、今でも言うんですよ(笑)。

──「半沢直樹」には、わかりやすい悪役が次々と出てきましたが、岸川部長の役作りに関しては?

森田 第1部の江島副支店長(宮川一朗太)のように「これ見よがし」な腰巾着ではなく、どこかとっつきにくい「イヤ~なヤツ」という感じを出したかった。そのため、銀行員が着ないであろうダブルのスーツで雰囲気を作ったんです。

──最終回では半沢が大和田常務の不正を糾弾する。そのための重要な伏線となるのが、金融庁の黒崎検査官(片岡愛之助)と、岸川部長の娘との結婚。

森田 それを知った半沢が岸川のマンションに乗り込んでくる。人の家まで乗り込んでこないだろうって思うけど(笑)、あれが最終回に向けてのキモでしたね。

──そして半沢が勝つか、大和田が勝つかというラストの取締役会のシーン。

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