やっぱり高収入?気になる外資系企業の平均年収を調べてみた

フレッシャーズ

「外資系」と聞くと、「エリート」「勝ち組」「実力主義」などハードルが高そうなイメージがありませんか?それに加え、「年収が高い!」といった情報も……。そこで、外資系企業で生き抜く猛者たちの気になる平均年収を調べてみました。


■日系企業と平均年収はどのくらい違う?

外資系企業全体での平均年収は約800万円で、やはり高収入の勝ち組といったところ。特に平均年収が高いのは外資系投資銀行で、社会人1年目からボーナスを含む年収が1,000万円を超えると言われています。日本では、30歳前後で年収1,000万円を超える人材を持つ企業はわずが4%ほどだそうです。

しかし、外資系にも製薬・メーカー・商社などさまざまな業種があります。当然のことながら、企業によって給与体系も変わってくるでしょう。例えば、日本でも知名度の高いルイ・ヴィトン モエヘネシーグループ(LVMH)は30歳前後で平均年収は540万円。コングロマリットですので業種やポジションにもよりますが、日系企業とさほど変わらない年収です。

■実力主義社会!外資系は結果を出せば評価されやすい

まだまだ年功序列や家柄・学閥が判断基準となったり、男性の方が評価されやすい、などといった能力以外の面を見る日本企業は少なくありません。特に女性の中には、「結婚や妊娠がキャリアに影響するかも……」と危惧する人も多いでしょう。

外資系企業は実力主義なので、結果を出せば老若男女関係なく評価されます。年俸制である企業がほとんどで、ビジネスで結果を出せば決められた年俸以外にインセンティブをもらえることもあるでしょう。日本で言うボーナスのようなものです。日本のように年功序列やポジションによって金額が変わるのではなく、個人の評価で決まるので、若くても多額のインセンティブを支払われる人もいるでしょう。

■人材確保のために日本企業より高い給与設定になっている

日本でビジネスを展開していくにあたって、優秀な人材は確保しておきたいものです。人種も文化も違う国ですから、その国の優秀な人材を集めたり引き抜くためにも同業の日本企業より高い給与に設定する必要があるのです。日本で知名度の低い企業でしたらなおさら、給与水準を上げざるをないでしょう。

■仕事が厳しいからこそ自ずと年収も高くなる

こうやって見ていくと、日本企業より平均年収が高いのは仕方ないと思うかもしれません。しかし、実力主義だからこそ即戦力として新しく優秀な人材を次々と確保し、成果を出せない人材は切り落とされていきます。

また、体力勝負なところも外資系企業の特徴と言えるでしょう。本社との「ランチミーティング」は時差があるため、夜遅くまで会社に残る必要がありますし、出張も大変です。外資系金融の場合、9時5時勤務は朝の9時から翌朝5時までの勤務と揶揄されることもあります。

外資系の猛者たちの年収が高い理由は、そのタフさと厳しい競争に勝ち上がってきた結果なのです。

■福利厚生がない!?退職金もない!

外資系企業には、日本企業のように社宅や住宅手当などの福利厚生がなかったり、退職金制度もほとんどありません。その分を毎月の給与に反映するといった給与体系なのです。企業によっては、日本の方が手当が多くて安心かもしれません。そもそも終身雇用という概念がないため、「社員になれば一生安泰」という考え方では、あっという間についていけなくなってしまうでしょう。

外資系企業の平均年収が高いのは、厳しい仕事やリスクがあるからなのです。しかし、若いうちから能力を認められることは、社会人としてこの上ない喜びですよね。

外資系とは言え、日本でビジネス展開をしているので英語を必要としない企業もあります。自分のスキルを試してみたい人は一度、外資系に足を踏み入れてみてください。

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