ディズニーのアニマル映画『ズートピア』の「毛」の凄さに迫る (3/5ページ)
「こういった作業を素早く、繰り返し行うことで理想の形に効率よく到達することができた」と、キャラクター・ルック・スーパーバイザーのミッシェル・ロビンソン氏は語っています。
また、『シュガー・ラッシュ』(2012年)以降開発されてきたリアル・タイム・ディスプレイ・ソフトウェアの「Nitro」を使うことで、アニメーターは、ほぼ瞬間的にリアルなレンダリング画像を確認できたため、すぐに決断をすることが可能に。このツールにより、動物たちの微妙な表情を作る上での判断スピードが上がったそうです。

見よ、この毛のボリューム!
リアルさを求めたのは、キャラクターだけではありません。背景チームは、こういった動物たちが暮らすにふさわしいだけの、現実味のある環境を作る必要がありました。
本作には異なるエリアが登場しますが、中でも目をひくのがアマゾン。ここに登場する植物は、2013年に『アナと雪の女王』で初めて使われた「Bonsai(ボンサイ)」という植物ジェネレーション・ツールを使って慎重に造形されているのです。

生い茂る木々をソフトウェアなしで作るとなると気が遠くなります。
「Bonsai」というは、どのように木を作るのかを学ぶと、いくつもの異なるバリエーションを生み、複雑に重なり合う雨林の群葉を作り出します。