3~4時間のサイクルに注意! 午後の眠気は「食事」のせいじゃないってほんと? (2/2ページ)
学生なら7時起床が一般的でしょうか、3時間サイクルのひとは10/13時、4時間サイクルでも11/15時に眠気が襲ってくるので、午後の授業が眠いのは、ある意味で「当たり前」だったのです。
■楽しい食事が眠気を防ぐ
眠気と食事は関係あるのでしょうか? 食後は胃や腸に血液が集まるから的な話をよく耳にしますが、これはかなりビミョウ……。それよりもオレキシンというホルモンが関係しているのです。
満腹になると「これ以上食べたらあかん」の合図として、満腹ホルモンとも呼ばれる「レプチン」が分泌され、食欲を抑えます。逆に食欲を促進させるのがオレキシンで、体内の糖分をエネルギーに変えるなど、「目覚めた」状態を作り出します。ところが食後に血糖値が上がるとオレキシンが低下、少なからず眠くなるのは事実です。
最近の研究によると、オレキシンの影響よりも、睡眠不足がおもな原因と考えられています。昼間に眠気を感じても、6~7時間睡眠のひとは「我慢できる」が多数なのに対し、5~6時間に減ると「耐えられない」と答えたひとが多数、7~8時間睡眠になると眠気を訴えるひとは半減するデータもあり、食事は「ほぼ無関係」と考えられているのです。
オレキシンは、ごほうびがあると盛んに分泌される報酬(ほうしゅう)系物質ですので、昼食に「達成感」を感じるかどうかが分かれ道。昼間に耐えられないほどの眠気を感じるひとは、楽しい! やっと食べられた! と思いながら昼食をとってみてはいかがでしょう。
■まとめ
・人間の「体内時計」には、1ヶ月のものや数時間サイクルなど「複数」ある
・睡眠にもサイクルがあり、昼間は3~4時間周期で「眠気」でやってくる
・食事やオレキシンはまったく無関係ではないが、夜の睡眠不足がおもな原因
・楽しさ/達成感を感じながら食事すると、オレキシンが増え活動的になる
(関口 寿/ガリレオワークス)