全国大会でも優勝! 帝京大学の「ACLS研究会」は救命処置で日本一! (3/4ページ)
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私たちは予選でフェイスシールド部門1位、ポケットマスク部門3位、決勝戦では乳児CPR部門で1位を獲得し、予選、決勝戦共に総合優勝をすることができました。
――大会に参加されて勉強になったことはありますか?
鈴木さん 今大会でポイントとなるのは、質のいい胸骨圧迫(CPR)と人工呼吸です。質のいいCPRの条件として「強く、早く、絶え間なく」という3要素が重要となります。これらの要素は、胸を押す強さは胸が5cm以上沈むほど、速さは1分間に100回以上、中断は10秒以内といったように細かくガイドラインで決められていて、これらをいかに正確に行うかによって点数が大きく変わってくるのです。私たちはチーム全員が何度も繰り返し練習を行い、大会前にはかなり正確にこれらの手技をこなすことができるようになりました。
私たちの活動の最終的な目的は、いざというときにこれらの手技を正確に行い、患者さんを救命することですから、今回の大会、そしてその練習を通して、実際に目の前で人が倒れたときに少しでも正確に、そして冷静にこれらの手技をこなすことができるようになったのではないかと思います。
――より高いレベルの技術を会得できた、ということですね。
鈴木さん そして何よりも、「横のつながり」を築けたことが最大の成果です。私たちのように、救急救命について学生主体で勉強しているサークルは全国の医療系大学に存在しますが、サークル同士の交流はほとんどありませんでした。しかし今回の大会を通して、北は北海道から南は九州まで、全国の同じ志を持った仲間たちと意見交換し、そして互いの勉強会に参加するなどのつながりが生まれたことを本当にうれしく思います。
■覚えることでいざというときに役立つ
――鈴木さん個人の、将来の展望はありますか?
鈴木さん 私は現在4年生で、座学による学習を一通り終えて病院実習を行っております。現場は、教科書どおりにいかないとよくいわれますが、本当にその通りであることを実感しております。今までACLS研究会を通して、教科書で学んだ知識やシミュレーターを使って練習してきた手技は、実践しなければいわば「机上の空論」でしかありません。