もう怖くない! 仕事のミスをメールで報告するときの心構え
仕事をしていれば、誰だってミスを犯すことがあります。そこで最もいけないのは、叱られるのが怖いからといって、上司に報告しないこと。すぐそばに上司がいなくても、メールですぐに知らせるようにしたいですね。そこで今回は、そんなときでも怖がらずにメールできる心構えをご紹介しましょう。
■叱られるのが怖い→誤魔化したらもっと怖い
叱られるのは嫌なものです。自分のしたことの大きさが分かっていればなおさら怖いものです。でも、その怖さのあまり報告しないのでは、さらに怖いことが待ち受けています。
もし、ミスに気付いても適当に誤魔化したとしましょう。すぐにはバレずに済むかもしれませんが、結局どこかで気付かれて、「なんであのときすぐ言わないんだ!」と余計に叱られることになるでしょう。しかも、ミスした直後ならフォローできたかもしれないのに、時間がたってしまっては取り返しのつかないことだってあります。叱られるのがちょっと怖いからと、ミスを素直に報告しなかったばかりに、結果的に会社に損害を与えてしまったり、自分の信用を落とすことになってしまうのです。
そう知っていれば、たとえメールでも構わないので、問題があればすぐに上司に報告するよう動けるでしょう。
■メールの件名、一言に気を付ける
メールで報告する場合、まずは件名に気を付けましょう。「Aプロジェクトの件」などとあいまいな言い方をせずに、件名の時点ですでに「【問題発生】システム仕様に指示ミス→納期遅延の可能性(Aプロジェクト)」などと具体的に記すと良いでしょう。どこかで上司がパソコンを開いていれば、すぐにメールに気付くことができます。すぐに気付かなかったとしても、まとめてメールチェックをするときには必ず気付くことができるので、報告漏れを最大限回避することができます。
さらに、上司へのメールですから、本文も簡潔に明確に書くべきです。お詫びすれば済むことであれば、「○○の件でお詫び申し上げたく、ご連絡いたしました」と冒頭に一言書きましょう。何らかの対応策がすぐに必要な場合、問題点をまず書いてから、最後に一言だけお詫びを入れておきましょう。本格的に反省したり改善点を見つめ直すのは、対応が済んでからにしましょう。
■ぎくしゃくするほど叱られたら?
ミスをして、その対応をして何ともなかった後、結局最後は叱られることになるでしょう。そのミスが重大であればあるほど、上司の怒り方もキツくなってしまう場合があります。時には、その後、上司と顔を合わせるのがつらくなるほどぎくしゃくしてしまうこともあるでしょう。まずはメールででも、反省点と改善点をまとめて報告しておきましょう。
そして意外と効果的なのが、翌日にでも「昨日はとても怖かったです」と休憩時間に出くわしたときにフォローしておくことです。普段の関係が悪くないのであれば、叱り過ぎた上司自身も気にしているものです。上司からフォローがあることも多いでしょうし、なくてもこちらからフォローすることで、今後の関係をより良くすることができるでしょう。
いかがでしょうか。怖い上司ほど、いざというときには頼りになるはずです。ミスしたときこそすぐに報告して、関係を深めていきましょう。
(ファナティック)