なかなか言い出せない「いつか帰ってきて」も歌でならストレートに伝えられた! 門出を祝う親たちのサプライズに卒業生が感涙《福井県大野市》 (4/5ページ)
「いつか絶対戻ってきたい」「想いを歌で届けられた」
実際、式典終了後に卒業生に感想を求めたところ、「大野から出るのがちょっと嫌になりました」「歌を聴いて改めて、大野って自然に恵まれているし、いい人ばっかだよなって思いました。いつか絶対戻ってきたいです」と誰もが自らの内にあるふるさと愛を再確認した様子。
また、歌声を披露した当の本人たちも、「一生懸命歌いました。子どもに届いたと思います」「面と向かっては言いにくいことだから、歌で伝えることができてよかった」「これからもずっと歌い継がれる曲になってほしい」とご満悦。
さらに、在学中の新3年生からは、「来年歌われたらやばい」「お母さんに来年歌って!って言いました」との感想が飛び出るほど反響があったことから、サプライズをきっかけに、関わったすべての人が大野のすばらしさを実感できたことがわかります。
「僕自身、滞在中に、大野の活性化のためにおもしろいことを試みている多くの人に出会ったことで、このまちをより好きになりましたが、そういうことを知ってから外の世界に出るのと知らないまま出るのとでは、その後の人生が大きく違ってくると思うんです」と日下さん。
その違いは必ずしも、「大学卒業後の選択肢にUターンがあるか」ということにあらず。たとえば、「今の私があるのは、あのまちで過ごした時間があるから」と思えることによって、その土地で生まれ育った自分の人生のことが、もっといとおしく感じられることだってあるはずです。