未だ多くの謎に包まれる湖に浮かんだ遺跡「ポル=バジン」が消滅の危機(ロシア) (2/5ページ)
ロシアの考古学者らは、8世紀半ばから9世紀に建てられた、ウィグル帝国の前首都であったカラバルガスンの王宮施設と構造が似ていることから、その頃に作られた要塞ではないかという仮説を立てた。
最初の発掘調査が行われたのは、最初の仮説が立てられた60年後であった。
発掘調査後、考古学者のワインシテインは、この遺跡は中国唐朝期の構造に似ていると発表した。調査を率いたワインシテインはポル=バジンについて「セレンガ石に刻まれた碑文によると、この王宮は葛勒可汗が750年に原住民との戦いに勝利したのち建てられた」と記している。憶測に過ぎないこの新たなる仮説が支持されるようになり、他の調査員により世間に広められた。

出典: karapaia

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2007年に大規模発掘調査をするも謎は深まるばかり
その後2007年に、ロシア国立東洋美術館とモスクワ大学が共同で大規模な発掘調査を行った。考古学者たちは、人間の背丈ほどの粘土板、漆喰の壁に描かれた色あせた絵、巨大な門、木の燃え跡を発見を発見した。