京都在住マナー講師に聞く! 相手をよろこばせる「京都流」手土産マナー術 (2/3ページ)
四季の花鳥風月を表す和菓子、旬の果物を使った洋菓子、秋から冬にかけてとれる京野菜、聖護院かぶを薄切りにして漬け込んだ千枚漬など、季節が感じられる品には風情があり、相手の心を和ませることでしょう。
(3)相手の年齢と家族構成を考慮する
例えば、相手が20代で一人暮らしなら、調理の必要がなく、すぐに食べられる総菜やいなりずしなどの詰合せが喜ばれます。相手が実家住まいで、子どもから高齢者まで幅広い世代の家族がいる場合は、柔らかくてかみやすいせんべい、ようかん、クッキーなど、好き嫌いの分かれない定番のお菓子で、個包装されているものがいいでしょう。
(4)その土地の珍しい品を選ぶ
自分では購入しない珍しいもの、普段は手に入らないものをもらうとうれしいものです。例えば、京都の人がほかの地域で暮らす人に渡すなら、抹茶や豆腐を使った京都らしい和風スイーツ、日本では京都にしか支店のない海外ブランドのチョコレートといった品を選びましょう。
■「持参した理由」を添えると受け取りやすい
続いて、「相手に遠慮なく受け取ってもらうためには、渡すときの気遣いも必要です」と野村さん。ここで、「手土産を渡すときに気を付けること」について教えてもらいましょう。
(1)タイミングに配慮する
相手の自宅に訪問して手土産を渡す場合、玄関を上がって部屋に通され、改めてあいさつした直後に手渡すのが基本のマナーです。ただし、生ものやアイスクリームのように冷蔵・冷凍保存の必要なものや、生花など、相手が冷蔵庫にしまう、花びんにさすことを考えると、玄関先で渡したほうがよいものもあります。状況や品に応じて配慮しましょう。
(2)手土産を持参した理由を添える
手土産は思いを形に表したものなので、その思いを言葉にして添えましょう。「心ばかりの品ですが」という一言のほか、いつもお世話になっている感謝や以前にごちそうになったお礼など、「何のために手土産を持参したか」を伝え、相手が受け取りやすいような心配りをします。