拘束されたジャーナリスト・安田純平さんの映像から読み取れる衝撃情報 (3/3ページ)

東京ブレイキングニュース

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「映像を投稿したシリア人は取材に『安田さんの解放交渉に関与しているヌスラ戦線関係者から入手した』と説明。ヌスラ戦線側は当初、映像を15万ドル(約1700万円)で日本メディアなどに売ろうとしたが、買い手がつかず、解放交渉の端緒として日本政府などに安田さんの安否を知らせるために映像の公開に同意した」

 シリア政府軍は反政府勢力に対し容赦ない攻撃を加え、それをロシアが空爆して援護するということがずっと続いている。それに対しヌスラ戦線は、安田さんを「人間の盾」として利用したり、彼に抗議させたりするためずっと拘束しているのかも、と推測していた。それはお金抜きの話だと、常岡さんらの情報から勝手に思い込んでいた。それだけに、映像を大金で売ろうという、ある意味生臭い話が出てくるとはまさか思わなかった。

 日本政府はいったいどうするのだろうか。選挙が近いだけに安倍政権も安田さんのことを放置して置けず、裏交渉に本腰を入れるのではないか。安田さんの解放を勝ち取り、それを政治利用するような気がする。それとも、12月のとき同様、しばらくは続報がなく放置されるのだろうか。

■人質交換の可能性について

 3月17日の夕方、ここまで書いた。その後の午後10時すぎ、読売新聞がネット上に気になる記事を掲載したので、以下、その記事の抜粋とそれに関しての感想を追記して締めくくりたい。

http://www.yomiuri.co.jp/national/20160317-OYT1T50153.html

 まずは記事の抜粋である。

「投稿者によると、動画の撮影日は16日。ヌスラ戦線は日本政府との交渉を望んでいるといい、投稿者は「交渉の余地がないと見切れば、安田さんを(イスラム過激派組織)『イスラム国』との人質交換に使う可能性もある」と語った」

 これが本当なら、後藤さんや湯川さん同様の目に遭う可能性もある。安田さんが、後藤さん同様、強い意志を感じさせる彼の眼差しをしていたのは、殺害の恐怖に必死に抗っているからに違いない。帰ってきたら、知り合いみんなで彼の帰還を祝う、飲み会などをやれればと思っていたが、事は思っていたよりずっと深刻であるらしいということがわかり、書いている今、ショックを受けている。

Written by 西牟田靖

Photo by Facebookより引用

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