拘束されたジャーナリスト・安田純平さんの映像から読み取れる衝撃情報 (1/3ページ)
3月17日の朝、ジャーナリストの安田純平さんとみられる男性が英語でメッセージを話す映像が公開された。
(https://www.facebook.com/tariqcham1/posts/884438135006399)
安田さんは昨年6月にシリア入国後に武装勢力に拘束されたとみられ、行方が分からなくなっていた。12月には、身代金要求のメッセージが「国境なき記者団」HPに掲載されたり、無事を伝えるツイートが友人のジャーナリスト常岡浩介氏からなされたりするも、年明け後は情報は途絶えていた。
その常岡氏がグルジアやアフガンなどで拘束され、忘れた頃に生還し、安堵する――といった経験を、僕は今までに何度もしている。そのためなのか。知人の安田さんが拘束されたという第一報を聞いたときも、比較的に冷静にいられた。その後はその後で、頭の隅で彼のことを心配し、続報にアンテナを張りつつも、自分は自分で日常生活を丁寧に送るよう心がけてきた。
■映像を見た1分13秒の映像。以下がその全文訳である。
「こんにちは。私はジュンペイ・ヤスダです。そして、今日は私の誕生日、3月16日です」
「彼らが、話したいと思うことを話していいと言い、これを通して、誰にでもメッセージを送れると言いました」
「私の妻、父、母、兄弟、愛しています。いつもあなたたちのことを考えています。あなたたちとハグし、話したいです。でも、もうできません。ただ、気をつけてと言うしかできません」
「私の42年の人生はおおむね良いものでした。とくに、この8年間はとても楽しかったです」
「私の国に何かを言わなければなりません。痛みで苦しみながら暗い部屋に座っている間、誰も反応しない。誰も気にとめていない。気づかれもしない。存在せず、誰も世話をしない」
壁の白い窓のない、どこなのかわからない部屋で、彼らしき人物がぼさぼさの髪、ぼさぼさのひげという出で立ちで、親指をせわしく動かしながら、英語のメッセージを早口で読み上げている。一節読むごとに男性はカメラの方をじっと見つめている。表情に柔和さはなく、それでいて悲しみや絶望といった感情は読み取れない。