【衝撃】実際のザビエルの髪は「ふさふさ」だったってほんと? (1/2ページ)

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日本へ初めてキリスト教を伝えた人物といえば「フランシスコ・ザビエル」。教科書で誰もが習う、有名な話です。

本当に彼が最初に日本へキリスト教を持ち込んだ人物だったかどうかは置いておいて、今回は印象的な「髪型」の肖像画が、実際に本人を見て描かれたものではない、という話です。

あの髪型は「トンスラ」と呼ばれ、カトリック系の修道士はよくおこなっていたそうですが、肖像画が描かれたのは没後80年も経ってから。くわえてイエズス会にはその習慣がなかったとされているのです。

■日本での宣教活動は思うようにはいかなかった!

1549年、鹿児島へ到着したザビエルは、日本に対してとても好印象を持っていました。

 ・金銭よりも名誉を重んじている
 ・日本人同士の交際をみていると、たくさんの礼式がある
 ・武器を尊重し、武術を信頼している
 ・平民が武士に対して、最高の敬意を捧げるのと同様に、武士はまた領主に奉仕することを非常に自慢し、領主に平身低頭している

そして考えたのです。もし武士たちがキリスト教へ改宗したら、イエズス会にとって強力なナイトになるのではないか、と。俄然やる気になるわけです。是が非でも日本の国王的な人物に、全国どこでも布教できる許可書をもらうため、ザビエルは上京します。

しかしときは戦国時代、長く続いた応仁の乱が終わったばかりの京都は焼け野原でした。みすぼらしい身なりで現れた外国人は門前払いされ、天皇との謁見は叶わず、そして将軍の足利義輝も洛外(京都の郊外)にいたため、会えませんでした。

その後、数人の大名と面会します。大内義隆には南蛮貿易の仲介や武器・弾薬の援助と引き換えに、山口県での布教を許されましたが、やはり「全国」という目的を果たすことはできません。

そこで、ザビエルはいったんインドへ戻り、日本文化へ影響を与えている中国での布教活動を行うことを考えたのでした。

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