赤ちゃんがよく吐くのはなぜ?「嘔吐サイン」から疑うべき病気とは (1/2ページ)
赤ちゃんには、たっぷり母乳もミルクも飲んでほしい。でも「やった~、飲んでくれた!」と思ったら、ゲボッ……。いま飲んだ分、全部出ちゃったかも、という経験はありませんか?
何かの拍子に、とにかく吐くことが多い赤ちゃん。このまま様子を見ていいのかしら。栄養は足りているのかしら、病気だったらどうしよう……と不安にもなります。
今回は、“赤ちゃんの嘔吐から読み取れる病気と嘔吐時の対処ポイント”を紹介します。
■そもそも赤ちゃんはどうして吐きやすいの?
赤ちゃんの胃は、とっくりのような形をしています。大人と違って、胃の入り口の筋肉もまだ未発達。だから、締りが悪く、ちょっとした拍子に、母乳やミルクを戻してしまいます。これは嘔吐ではなく、“溢乳”と呼ばれる現象です。
授乳後のゲップと一緒に吐くこともありますが、機嫌よく、体重の増えも順調ならば、普通は心配いりません。
下痢や発熱、顔色が悪い、ぐったりしているなど、いつもと様子の違う点がないか、注意深くチェックし、心配な場合は急いで受診しましょう。
そんな嘔吐から読み取れるサイン、いうなれば“嘔吐サイン”から注意したい病気は次のようなものがあります。
■「嘔吐サイン」から注意したい病気
(1)急性胃腸炎
生後6ヶ月頃になると、感染症も増えてきます。吐いたら、下痢や発熱など、体調の変化に注意しましょう。受診し、水分の補給など医師の指示に従いましょう。
(2)肥厚性幽門狭窄症
生後2、3週頃から1日に吐く回数が増えた、毎回のように噴水のように勢いよく吐く、体重が増えないといった症状があれば、早めに受診しましょう。胃の出口が厚く狭くなる“肥厚性幽門狭窄症”も疑われます。
(3)腸重積症
腸管の一部が、肛門外側の腸内に潜り込んで重なってしまう病気です。「泣く、おさまる」の繰り返しが特徴。これらに加えて、嘔吐が続くときは大至急受診しましょう。
(4)髄膜炎・脳炎
髄膜炎は髄膜に、脳炎は脳の中枢神経にウイルスや細菌などが入りこんで起きる病気です。髄膜炎は高熱、頭痛、吐き気、嘔吐の症状があります。