サンスポ、水戸正晴の万券を生む血統論「アルビアーノが巻き返す!」 (1/2ページ)

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サンスポ、水戸正晴の万券を生む血統論「アルビアーノが巻き返す!」

 今週は春GIシーズンの幕開けを飾る「高松宮記念」が中京で行われる。昨年は香港からの刺客エアロヴェロシティが4番人気で勝利を収めたが、今年も連覇を狙って来日。馬券的にはこの馬の取捨が鍵を握りそうだ。

 来週に入ると4月だが、その2週目には桜花賞が行われる。クラシックの到来とともに本格的な競馬シーズンを迎えるが、春を告げるGIはこれ、高松宮記念が今週のメインだ。

 勝てば牡馬ならおおむね引退後は種牡馬になっており、年を追うごとに評価が上がる価値あるGIと言っていい。昨年は、香港から遠征してきたエアロヴェロシティが勝ったが、連覇を狙って今年も参戦する。まずは、この馬の取捨を検討してみよう。

 昨年は、国際GI香港スプリントを勝ち、一息入れたあとの年明けの重賞で2着惜敗。上り調子での挑戦だった。しかし今年は、陣営の青写真どおりにはなっていない。香港スプリント連覇をもくろんで臨んだ前哨戦で軽い脚部不安を起こして本番を断念せざるをえなかった。それでも休養明けの前走を勝ち上がるあたりは能力の証明か。

 こんな経緯があっての挑戦だが、昨年と違って順調でなかっただけに、前走の反動(俗に言う2走ボケ)が怖い。それに他のGIと違って古豪の活躍も目立つが、明けて8歳。ピークを過ぎているだけに、額面どおり実績を信頼しきれないだろう。

 これは日本馬にも言えることだ。有力どころには古豪が多い。前哨戦のオーシャンSで3着、みごと復活したスノードラゴンも8歳。同レースで2着に逃げ粘ったハクサンムーンは7歳。貫録を見せつけてくれはしたが、では本番でも、と全幅の信頼を寄せていいものかどうかは疑わしい。

 というのも、これまでを振り返ってみると、充実の5歳馬が圧倒的に強く、続いて6歳、明け4歳馬が活躍している。7歳以上の古豪は、肉体的には峠を越えており、胸突き八丁の厳しい競馬になる本番は、苦戦を強いられると見ておくべきだろう。

 馬単が導入された03年以降、これまでの13年間、その馬単で万馬券になったのは4回(馬連は2回)。

「サンスポ、水戸正晴の万券を生む血統論「アルビアーノが巻き返す!」」のページです。デイリーニュースオンラインは、週刊アサヒ芸能 2016年 3/31号エアロヴェロシティアルビアーノ水戸正晴競馬スポーツなどの最新ニュースを毎日配信しています。
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