【アニメ漫画キャラの魅力】ファントムハイヴ家の歴史を知る謎多きおじいちゃん「タナカ」の魅力『黒執事』
作中ではデフォルメ姿で描かれる事の多いタナカさん。しかし、シリアスな場面になると一転して「デキる」使用人へと変貌を遂げます。今回はそんな「タナカ」さんの魅力についてご紹介させて頂きます。
⇒タナカとは?(黒執事シリーズ)
http://www.charapedia.jp/character/info/2743/
【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】
■「何もしなくて結構です」
これは、執事「セバスチャン」がファントムハイヴ家の屋敷の修復をする際に、タナカさんに言った言葉です。セバスチャンは他の使用人には指示を出したにも関わらず、タナカさんには何もしないようにと言います。これは別に、タナカさんの高齢の体を気遣って何もしないでくれと言っているのではなく、田中さんには関わってほしくない、むしろ大人しくお茶でも飲んでいてくれという気持ちで言っているのだと思われます。
セバスチャンにそんなセリフを言わせるほど、デフォルメ時のタナカさんは使用人として活躍する場が全くありません・・・。コマの空白スペースを埋めている可愛いおじいちゃんくらいの位置づけでしょうか・・・。それはそれでなかなか可愛いのですが。
■凛々しいタナカさん
一方、デフォルメで描かれていない時のタナカさんは、まるで何かが乗り移ったかのように急に“凛々しいタナカさん”になります。ロマンスグレーの素敵なおじいちゃんです。セバスチャンが死んだ時(実際は死んだふりをしていただけ)は、シエルから執事長のバッチを受け取るやいなや、使用人3人にてきぱきと指示を出したり、シエルを嗜めたり、しまいには柔術まで披露したりと、なかなか格好良い姿を見せてくれました。
また、凛々しい時のタナカさんの笑顔には要注意です。顔は笑っているのに、実は足元に死体隠してたなんて事もありました。あのファントムハイヴ家に長年勤めている方なのですから、悪事の1つや2つくらいは簡単に成し遂げてしまうのでしょう。優しそうな顔だからと言って優しい人とは限らないのです。実は要注意人物なタナカさんです。
■タナカさんの謎
タナカという名字、柔術を習得している事、湯のみと急須をご愛用という点から、タナカさんは根っからの日本人だと思われます。そんな彼が何故イギリスで、しかも女王の番犬と言われるファントムハイヴ家に仕えているのでしょうか?シエルのお父さんの若い頃のエピソードが披露されれば、その時にタナカさんの謎が解けるかもしれません。
デフォルメの可愛いタナカさん。優しい顔でさらりと悪事を働くタナカさん。あなたはどちらがお好みでしょうか?
【原稿作成時期の都合により、内容や表現が古い場合も御座いますがご了承下さい】
★記者:あきにゃん(キャラペディア公式ライター)