実際いくらもらってるの? 気になる「社長」の平均年収を調べてみた

フレッシャーズ

新しい事業を始めるため、会社を立ち上げる人も増えてきました。会社の数だけ社長が存在するということで、社長っていくらもらっているんだろうと考えたことがある人も多いのではないでしょうか。そこで、気になる社長の年収について調べてみました。

■会社の規模からみる年収

社長と一言に言っても、大企業から中小企業、個人事業主でも立派な社長です。ここでは会社の規模から年収を比較していきたいと思います。まずは労務行政所が調査した「2013年 役員報酬・給料等の最新実態」によると

1000人以上の会社規模の社長の年間報酬額は5,643万円とのこと。続いて300人から999人までだと4,043万円、そして300人未満は3,109万円という調査結果になっています。企業の規模が大きれければ大きいほど業績も変わってくるため、それが年間報酬額として反映されているようです。ベンチャー企業や社長がオーナーを務める会社などは規模により年収の幅があるというのが現状です。

■年間報酬額とは

社長の年収を見た時に出てきた年間報酬額ですが、会社員は月ごとに給与を支払われ、業績に応じて賞与が支給されます。しかし、社長をはじめとする役員は会社における職務執行の対価として年間の報酬が定められているので、賞与を含んだ額として算出をするケースもあるのです。つまり、会社として業績が上がって社員に賞与で還元しても、社長には年間報酬額として定められているため支給の対象としていない場合もあります。それだけ多くもらっているのだから賞与ぐらいはもらわなくてもいいのでは?と思うかも知れませんが、対価が高いだけにそれなりの責任や労力もかかっていることを次の章で説明したいと思います。

■多額の報酬の裏には大きな責任が

会社の規模に応じて社長の年間報酬額が定められていますが、会社の顔となる社会的な責任は大きいものです。企業によっては、銀行から融資をお願いする時に、その額にもよりますが、社長の持ち家を抵当に入れるなどして社長自らが身を削り、会社の存続や発展のために力を注ぐと言ったことも少なくありません。融資が返済できれば良いですが、業績不振に陥った場合は持ち家がなくなる危険性と隣り合わせなのです。会社のために身を削りながら業務にあたることも含めた報酬の額と言えるのではないでしょうか。

社長の報酬は魅力的ですが、高い理由があることが理解できたのではないでしょうか。働くには相応の給与をもらいたいものですが、強い意志がないと社長は務まらないのかしれません。目先の給与だけに捉われず、さまざまな苦労があることを理解したうえで社長という職業を違った視点でみていただけたらと思います。

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