ちゃんと理解してる? 法定内残業と法定外残業の違いとは (2/2ページ)
つまり、法律で定められた時間を超えない場合は、法定内残業となるのです。ただし、1日7時間労働で週6日勤務の場合は、労働時間が42時間になってしまうため、超過した2時間分は法定外残業となってしまいます。法定内残業の場合は、給与の時給相当額を支払えばいいことになっています。
■法定外残業とは?
法定外残業とは、法律で定められている労働時間を超えて残業を行った場合です。例えば、7時間勤務の会社で、10時間労働したのであれば、法律で定められている8時間を引いた残りの2時間が法定外残業になります。法定外残業の場合は、法定内残業と異なり、割増儀賃金を支払わなければなりません。単純に時間を超えての労働は通常の時給相当額の25%増しです。他に、深夜まで残業した場合はさらに25%プラスされて通常時の50%増し、休日に残業した場合は35%プラスされて通常の60%増しの賃金になります。
残業代は、法律で定められた残業時間を超えるか超えないかによって異なってきます。法定内残業と法定外残業では厳密に見ると、残業代の計算が異なってくるので、残業代で損をしないためにも、しっかりと違いを認識しておくことが大切です。