マラソン福士加代子「リオでメダル確実」な理由 (2/2ページ)
そのペースに飲み込まれると、スプリント力で劣る日本選手は対応できなくなってしまう可能性があります」(マラソン関係者)
現在のマラソンの勢力図は、アフリカ勢のこの走法によって、大きく変わってしまったという。厳しい状況ではあるが、そこにも“追い風”が吹いてきた。昨年発覚したロシア陸連の組織的な薬物使用疑惑を機に、アフリカ勢にも疑惑の目が向けられているのだ。「世界陸連のドーピング基準が厳しくなって、疑わしいアフリカ勢が五輪出場を回避する傾向にあるといわれています。ライバルたちの自然消滅で、クリーンな日本の選手がメダルに近くなっているわけですよ」(前出の澤木氏) はたして福士は、日本女子マラソン復活の立役者になれるか!?