タイプを把握して友達を効率的に増やせる!? 人のタイプは「8種類」ってほんと?

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ひとが集まれば違う「性格」のひとがいるのは当たり前。明るい/思慮深いひとなど「タイプ」に分けて表現されがちですが、じつは8種類しかないのはご存じでしょうか? 心理学の権威であるユングは、好奇心が「自分」「自分以外」のどちらに向いているかで2つに大別、さらに思考/感情などの4種類に細分化。

ほとんどのひとは2×4の8通りに当てはまることから「タイプ論」と名づけました。自分がどのタイプか知っておけば、ひとづきあいもスムーズになりそうです。

■マイペースな「内向」、ミーハーな「外向」

心理学に興味のないひとでも「ユング」の名は聞いたことがあるでしょう。医師でもあったユングはコンプレックスや無意識を研究し、自分の心がどこに向けられているかによって性格がわかるという通称「タイプ論」を発表。これによると、ひとの性格はたったの8種類、ほとんどのひとはどれかに当てはまるのです。

まずは自分の関心=心がどこに向けられているかによって、

 ・内向的 … 理想など、自分の「内側」
 ・外交的 … 情勢や状況など「外側」

の2つに大別されます。「内向的」はネガティブな意味で使われることもありますが、タイプ論ではなにに興味があり重要視するか、の意味しかありません。

「内向的」は文字通り自分の内部への関心が強く、理想や信念を強く持ったタイプで、ひとの意見に流されない頑固さが特徴。我慢強く控えめなのと同時にマイペース、ややもすると気分に左右されやすいひとが多くいます。

対する「外交的」タイプは自分以外に興味を示すので、活発で社交的なひとが多いのが特徴。流行にも敏感なのと同時に「流され」やすいひとも多く、楽天的、ミーハーと言われてしまうケースもあります。

100%どちらかにしか興味がないひとは、もちろんいないでしょうが、どちら向きの関心が強いかで、自分を分析してみるとおもしろそうですね。

■思考vs感情、感覚vs直感

内向/外向のどちらも、

 ・思考型 … ものごとを論理的に考える
 ・感情型 … 思考型の逆。好き嫌いが優先

さらに、

 ・感覚型 … 5感を優先
 ・直感型 … 感覚型の逆。ひらめきを重視

の4種類に細分化され、ほとんどのひとはこの2×4=8種類に当てはまる、とされているのです。

代表的な例をあげると、

 ・外向・思考型 … 客観的な分析が得意
 ・内向・感情型 … 状況よりも好き嫌いで判断しがち
 ・外向・感覚型 … 実際に起きたことや情報が優先
 ・内向・直感型 … 自分の可能性に強い興味を示す

などで、科学や数学は思考型、感情~直感型は芸術向きとも表現できます。

外向・直感タイプは新しいアイデアをすぐ取り入れるタイプですが、同時に今までのものに執着しないひとが多く、趣味や人間関係にもあらわれます。急に疎遠になった! なんてパターンも多いので、嫌われたと考えず「そういう性格」と思って割り切ったほうがよさそうです。

■まとめ

 ・心理学の権威ユングは、人間の性格を8種類に分類した
 ・興味や関心が自分/自分以外のどちらに向いているかで内向/外向に大別
 ・思考/感情、感覚/直感の4タイプに分類、内外と組み合わせてタイプ分けされる

(関口 寿/ガリレオワークス)

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