芦田愛菜に迫る賞味期限?”子役の女王”にも世代交代の波
4月17日に放送開始となるフジテレビ系日曜ドラマ『OUR HOUSE』。主演の芦田愛菜(11)がセーラー服を着用し、主題歌にはオフコースの名曲『愛を止めないで』が使われている。このなんとも言えない演出には今後、賛否両論が起きそうだ。
現在、小学6年生という芦田の容姿については、早くも「劣化した?」との厳しい評判が投げかけられている。それゆえ、このドラマは芦田にとって大きな分水嶺となりそうだ。
「2011年、紅白歌合戦に出演した7歳当時の鮮烈な印象を持っているファンたちにとっては、『かわいかった愛菜ちゃん』の顔つきの変化に戸惑っています。酷なようだが、2004年生まれの芦田には“子役としての賞味期限”が近づいてるのも事実。働きづめの生活から一回充電期間を設けるなどして、大人の女優としてリスタートが切れるようはかったほうがいいのでは」(芸能関係者)
■今ドラマなどで注目されている子役は?
では、これまで芦田愛菜が君臨していた“子役の女王”の座を次に担うのは誰なのか。注目を集めている女優は何人かいるので、ここでは紹介してみたい。
■本田望結(ほんだ・みゆ、11)
すでにドラマやCMなどに多数出演し、もはや説明不要の域まで達しているであろう超有名子役の一人。芸能活動とフィギュアスケート選手の活動を掛け持ちしている。なお、姉の本田真凜(ほんだ・まりん、14)は2016年3月、世界ジュニアフィギュアスケート選手権の女子シングルで優勝。次世代のフィギュア界を背負って立つ逸材として期待されている。
■信太真妃(しんた・まき、11)
2010年、『ヤマハ音楽教室』のCMでデビューした信太真妃は2013年、実写版『ちびまる子ちゃん』(フジテレビ系)で3代目「まる子」役として初主演。テレビ東京系『ピラメキーノ』やNHK大河ドラマ『花燃ゆ』など、出演多数。「癒されキャラ」との評判も。
■瑞城さくら(みずき・さくら、10)
2016年1月から3月まで放送されたTBS系のドラマ『わたしを離さないで』に出演。水川あさみ(32)が演じた酒井美和の幼少期時代を演じたのが、瑞城さくらだ。ドラマでも「かわいい」と視聴者から好評だった。
瑞城は2015年から小学生向けのファッション雑誌『キラピチ』の専属モデルを務めているが、『少女劇団いとをかし』など女優の活動もしており、今後もドラマの出演が期待されている。
儚くも短い子役の世界。時代を彩った芦田愛菜とて、絶頂をキープするのは至難のようだ。芸能界とは、誠に因果な商売である。
- 文・海保真一(かいほ・しんいち)
- ※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌などで執筆し、芸能界のタブーから子供貧困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』(宙出版)ほか多数。