木総・早川、東邦・藤嶋…センバツで惜しくも敗れたプロ注目の”逸材投手” (2/2ページ)
■藤嶋健人(東邦)
1年夏には甲子園で登板し「バンビ2世」と話題となった投手。新チーム結成後は「4番・エース・キャプテン」と1人で3役の重責を担い、明治神宮大会では2打席連続本塁打とパンチ力のある打力も評価が高い。
1回戦の関東一戦では初回、チャンスの場面で先制タイムリーを放ち、まずはバットで魅せる。投球の方では9回2死で交代するまで、関東一打線をわずか1安打に封じ11奪三振。投打でその際立った存在感を発揮した。
2回戦の明石商戦は長打で3失点を喫し、打っては2安打するも得点には至らず、0対3の完封負け喫した。
■吉高壯(明石商)
藤嶋健人に投げ勝ったのが、明石商のエース・吉高壯だ。170センチと小柄ながら、スプリットを武器にベスト8進出の原動力となった。
初戦の日南学園戦は10三振を奪い粘りの投球を見せると、9回に味方打線がスクイズを決めサヨナラ勝ち。東邦戦では相手有利という下馬評のなか、5安打完封と優勝候補の一角を倒してベスト8進出を決める。
近畿勢同士の対決となった龍谷大平安戦は相手エース・市岡奏馬と互いに譲らぬ投手戦を展開。延長12回、満塁のピンチでスプリットを打たれサヨナラ負け。それでも、この試合で自己最速の146キロをマークし、大きく成長を遂げた。
文=武山智史(たけやま・さとし)