そのウォーキング、無駄にしないで「モバイル充電」しようぜ (2/3ページ)

FUTURUS

それを使って、電導性のある液体をナノフィルムでコーティングされた表面と反応させることで、機械的なエネルギーを直接電力に変換できるのだ。

ただ問題があった。『リバース・エレクトロウェッティング』は、エネルギー源がある程度高い周波数を持っていることが必要だった。たとえば、振動とか回転といったレベルの周波数だ。

しかし、人間の歩行などの動きは、もっと周波数が低い。したがって『リバース・エレクトロウェッティング』自体で問題を解決しようとはせずに、別の方法を考えた。

それは『バブラー』式という方法で、『リバース・エレクトロウェッティング』と泡の成長・消滅を組み合わせたものだ。

彼らの『バブラー』装置は、機械的な可動部分を持たない。小さい隙間を持つ2つの平らなプレートがあり、電導性の液体で満たされている。

下側のプレートは小さな穴で覆われていて、圧力をかけられたガスがその穴を通ることで泡を形成する。泡は大きくなりきる前に上のプレートに接触し、消滅する。

スピーディで継続的な泡の成長と消滅が、電導性の液体を前に後ろに動かし、電力を発生させるというのだ。

この『バブラー』式の採用によって、さまざまな動きをエネルギー源として、高い密度の電力を生み出すことができるという。

source:http://news.wisc.edu/

この理論を証明するための予備実験では、1平方メートルあたり約10ワットの電力を発生させることができた。Krupenkin教授によれば、理論的には1平方メートルあたり最大10キロワットも可能だという。

現在Krupenkin教授とTaylor氏は、靴に搭載するための充電装置を産業化、商業化するためのパートナーを募集中だという。スタートアップ企業の名前は『InStep NanoPower』という。

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