1週間超えたら要注意!医学博士が語る、赤ちゃんの生理的変化「新生児黄疸」の特徴 (2/3ページ)
そのため、うまく排泄されず血液中の濃度が上昇してしまい、ビリルビンが体中を巡るので黄色く見えてしまうのです。
これが『新生児黄疸』と呼ばれるものです。
■「新生児黄疸」の期間目安は1週間
『新生児黄疸』は黄色い色をしているので、最初に目につく部分は、やはり赤ちゃんの体の中で最も白い部分、目の白目の部分です。
皮膚と比べて白いために、色の違いが目立つようになります。その後、体が少し黄色っぽくなってくるので、これが『新生児黄疸』であると認識しやすくなります。
出生後2~3日頃から出ることが多いのですが、個人差もありますので、おおよそ1週間以内に出現すると考えてください。
そして、生後7日目に『新生児黄疸』のピークを迎え、その後徐々に消退していきます。
ですから初めて見たときにはびっくりしてしまうかもしれませんが、病的なものではなく人間であるが故の生理現象ですので、見守ってあげるようにしましょう。
ただし、1週間を超えてもなかなか消えてこない、余計に黄色くなってしまったと言う時には、何かしらの疾患である可能性もゼロではありませんので、そのような場合は産婦人科医に相談してみましょう。
■疾患の疑いがある黄疸
先ほどお話した、黄疸のメカニズムの中で“ビリルビン”というキーワードが出てきました。こちらは医学的には“間接ビリルビン”と呼ばれるものなのですが、これが肝臓でグルクロン酸抱合というものを受けると“直接ビリルビン”になります。
この直接ビリルビンは消化管に出て行くものです。
普段、私達も直接ビリルビンを目にしています。それが“便の色”なのです。結局は、便の色と言うのは“破壊された赤血球の残骸”と考えればわかりやすいかもしれません。
ということは、赤ちゃんの場合はなかなか区別がつきにくいのですが、便が真っ白であった場合、直接ビリルビンが上手く排泄されていない可能性も否定できません。すなわち黄疸が出続けてしまうということになってしまいます。
もちろんこれは産婦人科医も気が付くかもしれませんが、知識として知っておいても良いかもしれません。