〈エロガンス〉を謳う美容家  深澤亜希 #3 美容ライターから美容家に

fumufumu

〈エロガンス〉を謳う美容家  深澤亜希
〈エロガンス〉を謳う美容家  深澤亜希

 美容ライターになり、4~5年の間はバリバリと美容記事を書き続けた。ところが雑誌に書いていると、ジレンマに襲われる。

「自分が実際に使ってあまり良いと思わなかった化粧品でも、大人の事情で〝すごくいい!〟と書かなきゃならないことがあるんです。その記事を見て買ってしまう人がいるかもしれないのに、と思うと、すごく胸が痛みました。今思うと、それは私に合わなかっただけで、他の人には合うものだったのかもしれないんですが(笑)」

 自分が本当に良いと思うものだけを伝えたい。そんな思いから深澤さんは、美容家への転身を決意。まず一冊分の原稿を書き、出版社に売り込んだのだ。何社にも断られ、本の出版がきまったのは1年後、29歳のときのこと。

「そのとき、美容家に転身しました。取材する立場から、取材される側の人間になったんです。クライアントに安心していただくために一応スキンケアマイスターとコスメマイスターの資格を取りましたけど、もともと美容に関する知識は猛勉強してありましたから」

出演:深澤亜希(ふかさわ あき)

美容家。1977年生まれ。幼少期をタイで過ごし、高校はアメリカへ留学。大学卒業後女性誌で美容ライターとして活動の後、美容家に。現在は、書籍の執筆、女性誌やWEB、TV、広告やトークイベントへの出演、化粧品会社や、商品開発のアドバイザー、またアジアでも書籍を出版、イベント出演、など幅広く活躍。
『7日間で恋もキレイも手に入る! 魔法の美人プログラム』(大和出版)
『白ツヤたまご肌のつくりかた シミのできない魔法の美肌ルール40』(三空出版)
『人より輝く魔法』(宝島社)

オフィシャルサイト http://www.akifukasawa.com/

オフィシャルブログ http://ameblo.jp/aki-fukasawa/

ヘアメイク:新見千晶

http://niimichiaki.com/

取材/文:岡本麻佑

国立千葉大学哲学科卒。在学中からモデルとして活動した後、フリーライターに転身。以来30年、女性誌、一般誌、新聞などで執筆。俳優、タレント、アイドル、ミュージシャン、アーティスト、文化人から政治家まで、幅広いジャンルの人物インタビューを書いてきた。主な寄稿先は『éclat』『marisol』『LEE』『SPUR』『MORE』『大人の休日倶楽部』など。新書、単行本なども執筆。

撮影:萩庭桂太

1966年東京生まれ。東京写真専門学校卒業後、フリーランス・カメラマンとして活動開始。 雑誌、広告、CDジャケット、カレンダー、WEB、等幅広いメディアで活動中。 ポートレート撮影を中心に仕事のジャンルは多岐にわたる。 「写真家」ではなく「写真屋」、作家ではなく職人であることをポリシーとしている。 雑誌は週刊文春など週刊誌のグラビア撮影を始め、幅広い世代の女性ファッション誌の表紙を撮影中。
http://keitahaginiwa.com/

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