宇多田ヒカル、5年ぶりの新曲に込めた”亡き母”への愛 (2/2ページ)
■新曲のタイトルが意味するもの
藤圭子は、2013年に都内のマンション敷地内で亡くなっているのを発見された。後に宇多田は公式サイトで「8月22日の朝、私の母は自ら命を絶ちました」と発表。宇多田が幼少期の頃から、藤は精神の病に苦しめられていたという。また「本人の意志で治療を受けることは非常に難しく、家族としてどうしたらいいのか、何が彼女のために一番良いのか、ずっと悩んでいました」と苦悩した経緯を綴り、当時話題となった。
間を置かずにリリースされたファーストアルバムとセカンドアルバムが、オリコンチャートで計37週連続1位を獲得するほど、“昭和の歌姫”として人気を博し、1971年に、人気歌手・前川清と結婚し1年後に離婚。その8年後、突然歌手引退を発表、1982年には音楽プロデューサーの宇多田照實と再婚し、 後に“平成の歌姫”と絶賛される宇多田ヒカルが誕生した。
「宇多田は本当に母親のことを好きだったと聞いています。当時のブログでも、“悲しい記憶が多いのに、母を思う時心に浮かぶのは、笑っている彼女”と綴っている。藤が亡くなったのは8月22日という真夏。今回発表した2曲のタイトル『真夏の通り雨』『花束を君に』は、亡き母へ向けた宇多田なりのラブレターなのかもしれません」(前出の関係者)
娘の活躍を天国から応援していることだろう。宇多田ヒカルの今後の活躍に注目だ。
- 文・佐々木浩司(ささき・こうじ)
- ※1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『洗脳のすべて』(宝島社)など。