ベッキー復帰にも影響か?矢口真里“日清CM中止”の破壊力

デイリーニュースオンライン

Photo by maximilianmair
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 矢口真里(33)や新垣隆(45)、小林幸子(62)、ムツゴロウ(80)を抜擢、3月30日から始まったカップヌードルの新CM。パロディをふんだんに使った内容は高いクリエイティビティを評価される一方で、一部の視聴者から猛クレームが相次ぎ、4月7日をもって放送中止となった。ご存じの通り、原因は矢口真里の起用法だ。

 CMの中で矢口は心理学部准教授に扮して「二兎を追うものは一兎をも得ず」と訴え、不倫事件をパロディ化してみせた。が、いささか度が過ぎたようだ。

「数々のトガッたCMを世に出してきた日清でさえ、矢口を芸に昇華できませんでした。すでに不倫騒動から2年以上経過しているけど、それでも世間は許さないと判明してしまった。今後矢口にCMのオファーはないでしょう」(大手広告代理店社員)

 この一件は、思わぬところに余波を与えている。矢口と同じく不倫スキャンダルで世を騒がせたベッキー(32)だ。

■「そろそろいいのでは」ムードをブチ壊し

 活動休止中のベッキーとは対照的に、ゲスの極み乙女。の川谷絵音は精力的に音楽活動を行っている。川谷自身が週刊文春のインタビューに応じてベッキーを庇ったり、事務所関係者が奔走することで、世間では「散々叩かれたし、もういいのでは」という風潮ができつつあった。

 しかし矢口の一件で改めて“不倫タレント”の扱いづらさが露呈。「これでベッキー復帰は絶望的となった」と芸能関係者は語る。

「好感度の高さからCM女王として名を馳せたベッキーを、いつ復帰させるか? という動きは少なからずありました。ただ、日清の結果を見ると、話題性だけで飛びつくと大やけどすることがわかってしまった。懺悔本の出版か『しくじり先生』や『ミヤネ屋』への独占出演で禊ぎをすませてから、バラエティで徐々にならしていき、ほとぼりが冷めたところでCMへ……というのが理想型だったはず。ところが、最後の一番お金になるCMが不可能だとわかってしまった。こうなっては売り方が難しくなり、復帰はますます遠くなる。なにせ、リスクばかり高くてお金にならないのですから」

 ベッキーを擁護するつもりは毛頭ないが、たった一度の失敗で将来を断たれる社会は、それはそれで息苦しいのではないだろうか。

文・海保真一(かいほ・しんいち)
※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌で執筆し、芸能界のタブーから子供貧困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』(宙出版)ほか多数。
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