遅すぎた不妊治療、繰り返す流産…夫婦が忘れてはいけないことは?<連載第4回> (1/2ページ)

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遅すぎた不妊治療、繰り返す流産…夫婦が忘れてはいけないことは?<連載第4回>

結婚7年目、夫婦が互いに39歳になる歳から始めた、遅すぎた不妊治療。卵子の老化に歯止めがきかない四十路となった妻の不妊治療は予想以上に辛いものとなった。

連載第4回目の今日は、3年間にも及ぶ不妊治療の末に、やっと子どもを授かった『俺たち妊活部―「パパになりたい! 」男たち101人の本音』の筆者・村橋ゴローが、自身の妊活エピソードを元に“流産を繰り返した妻とそんな妻に対して夫が行とった行動”についてお話します。

■流産した妻の「悲しい謝罪」

不妊治療を開始し1年が経ったころ、私達夫婦は体外治療に挑んだ。

妻はフルタイムで働く、役職つきの会社員。当時大きなプロジェクトに参加し、連日帰宅は22時過ぎと多忙を極めていた。そんななかスケジュールをやりくりしながら、やっとの思いでのクリニック通い。しかし結果は、“流産”という悲しいものに終わった。

その日の夜、いつものように晩御飯の支度をしていると、「ただいまー」と玄関から妻の声が聞こえた。僕はキッチンから「お帰りー」。しかし妻は、一向にリビングのほうにやってこない。

心配した僕は玄関まで出てみると、妻は靴も脱がずに玄関に突っ立ったままだ。うつむいたままなので表情を探ろうと彼女を見ると、涙を流しているのがわかった。

「ごめんね………」

胸が張り裂けそうになった僕は妻を抱きしめ、背中にまわした手で“トントン”し、体を左右にゆっくりゆっくり揺らした。

「ごめんなさい、ごめんなさい……」

「きみは何にも悪くない。僕は、きみが笑顔でいてくれたら、ただそれだけでいい」

いつの間にか、僕も泣いていた。

「そんなふうにやさしく言ってくれるあなたの子どもが授かれないなんて……」

そう言うと今度は感情のフタが取れたかのように、妻は嗚咽をあげて悲しみや悔しさを一気に吐き出したのだった。僕はかける言葉もなく、ただただ一緒に泣いた。

■「幸せそうな親子の姿なんか、見たくない!」

妻は体外受精を3度経験し、2度流産、そして1度は妊娠反応なしに終わった。ただ「子どもが欲しい」と願う彼女に、なぜそのような罰がくだされるのか。

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