プロが断言! 騙されないための「得する保険」「損する保険」見分け方 (4/4ページ)

日刊大衆

“それなら、がん保険もあるのでは!?”と思うが、「がん保険は宝くじよりも加入者への還元率が低い、異様に不利な賭けです。しかも、『アフラック』が、実際にがんにかかった経験のある人を対象にしたアンケートでは、がん治療全般(入院・食事・交通費などを含む)にかかった費用は、50万円程度、もしくは100万円程度と答えた人が最も多く、全体の7割を占めました。これは貯蓄でもまかなえる額でしょう」(前同)

 だが、“貯金100万円なんてない!”という人に後田氏がおすすめするのは、「どうしても入る場合なら、『テラ少額短期保険の「医師が考えたがん治療のための免疫保険」』です。診断給付金100万円のために、支払う保険料が安いほどいいと考えるとき、有力な選択肢になります」 契約は1年更新で、保険料は5歳刻みで上がるが、35~39歳男性の保険料は490円。「100万円が払えるようになったら解約するという前提で短期間利用」(同)するのが、賢い利用法のようだ。

 とはいえ、「40歳の男性が向こう10年でがんに羅患する割合は2%程度。60歳まで範囲を広げても、9割超はがんにならないのです」(同) がん保険での備えが必要なのかはかなり疑問。CMやセールストークに、踊らされないようにしたい。

 不安喚起が保険勧誘の王道だが、他方で“節税になります”と勧誘された人もいるのではないだろうか。「個人年金保険に加入すると、保険料払い込み期間が10年以上、年金支払い開始年齢が60歳以上、支払い期間が10年以上なら、保険料控除が使えます。年間保険料8万円を超えれば、税率10%でも、所得税と住民税で、年間6800円が節税ができます」(佐藤氏)

 サラリーマンには朗報かと思いきや、後田氏はこう警告する。「お金を受け取れるのは数十年も先のことです。インフレなど、遠い将来のお金の価値は不透明なうえに、契約から10年超、元本割れが続くこともザラです。銀行に預けていれば、金利は少ないけど、マイナスになることはないですよね。節税目的で入るなんて、ポイント目当てで買い物をするようなものです」 優先的に検討すべきは、自営業者など、厚生年金や企業型年金に未加入の者が入れる、個人型確定拠出年金だという。「自営業者の場合、年間81万6000円までの掛け金が所得控除対象になります。最大限利用すると、税率10%でも所得税・住民税合わせて年間16万円以上税金が安くなるので、私も利用しています」(前同) 保険に入れば安心なんて、真っ赤なウソ。賢く冷静に利用して、資産と将来を守るべし!

「プロが断言! 騙されないための「得する保険」「損する保険」見分け方」のページです。デイリーニュースオンラインは、カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る