日本薬学会 第136年会で研究発表 「霊芝菌糸体培養培地抽出物(MAK)の抗疲労効果」 (3/4ページ)

バリュープレス


2.実験動物
 SDラット(9 weeks, ♂)にMAK(1 g/kg/day)を胃ゾンデを用いて1週間経口投与した。対照群には水を投与した。また、ポジティブコントロール群にはシタロプラム(20 mg/kg)、ネガティブコントロールにはハロペリドール(2.5 mg/kg)を疲労負荷60分前に経口投与した。
3.強制水泳試験および自発行動試験
 アクリル製の円筒(直径20 cm, 高さ60 cm)に水(30±1℃) を水深37 cmになるように入れた。ラットの尾部に体重当たり4%の重りを負荷して最大60分間遊泳させた後、疲労からの回復を自発行動試験(ACTIMO;シンファクトリー)により評価した。
4.血糖値および乳酸値の測定
 血糖値は、ブリーズセンサⅡ(バイエル)で乳酸値は、ラクテート・プロ2(アークレイ)を用いて測定した。
5.酸化ストレス度および抗酸化力評価
 体内の酸化ストレス度は、疲労負荷3時間後の血漿をd-ROMs(Reactive Oxygen Metabolites)テストキットを用いて、活性酸素・フリーラジカル自動分析装置(F.R.E.E.:Free Radical Elective Evaluator)により血中ヒドロペルオキシド濃度を指標として測定した。酸化ストレス単位[1 CARR U.]は、0.08 mg/dLの過酸化水素に相当する。抗酸化力測定は、BAP(Biological Anti-oxidant Potential)テストキットを用いて測定した。
6.グリーコーゲン測定
 Glycogen colorimetric/ fluorometric assay kit(BioVision)の操作方法に基づいて抽出および測定を行った。

【結果および考察】
 MAK投与は、control群と比べて強制水泳試験による遊泳時間の延長および疲労負荷後からの自発行動量を増加させる傾向が示された。また、抗うつ薬でありセロトニン再取り込阻害を機序とするシタロプラム群において、 control群と比べて遊泳時間を顕著に延長させた。
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