懐かしの「わら半紙」、どこ行ったの? その行方を探してみたら...意外な場所で活躍していた (2/3ページ)
あきらめずに複数の店舗を回ったが、返ってくる言葉は同じだった。なるほど、確かにわら半紙は今やマイノリティのようだ。もう気軽に買えるものではなくなっているのだろうか......?
だが、最後に寄った個人経営の文具店では今も取り扱っていた。
「今日は無いけど、明日なら用意できるよ!」おお、ついに手に入るぞ!明日また訪れる旨を伝え、翌日再度来店。
翌日、わら半紙を詰めながら、店長は現場からの声を教えてくれた。
「わら半紙どこにも売ってなかったでしょう?もう取り扱っているところも少ないからねぇ。今は学校も殆どコピー機になっちゃったから、目詰まりするってことで殆ど使われないね。ガリ版なんかも見当たらないし。それに今は白い紙の方が安く買えちゃうから、わざわざこっちを使う人もあんまりいないねぇ」
なるほど、やはりわら半紙は教育の現場から消えつつあるようだ。近い将来にはすべての学校がコピー機に移行するのだろう。値段を比べてみても、通常のコピー紙が2500枚で約1800円で手に入るのに対し、わら半紙が1000枚で約3000円と、確かに割高だった。実用面と価格面でコピー紙に後れを取る以上、特に拘って使い続ける意味も薄い。時代の流れというものだ。
そうして手に入れたのがこちらのわら半紙だ。
左は比較用のコピー紙
おお、この独特のざらざらとした手触り、幼き日の記憶が蘇ってくるようだ......。
消しゴムをかけると黒く汚れた小テスト、湿気で弱くなり簡単に穴が開いた梅雨、勉強に飽きたら紙飛行機に変身させたりと、人生の数々の場面で一緒だった、わら半紙。
もう学校ではあまり出番がないのかと思うと、少しばかり寂しくなる。
徐々に使われることは減ってきたわら半紙ではあるが、お菓子作りの現場では今も大活躍しているという。
程よく水分を吸収する性質が、スポンジを焼くときの敷紙としてちょうどいいのだそうだ。